しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

子供にお前って言われるけどスルーしてるわけにいかないか?

今に始まったことでもないのですが、現在小4の息子に父親である私は「お前」と呼ばれています。

これは普通に考えたらありえない事態であり、子供にお前呼ばわりなんてされたら怒り狂って手が出てしまうと言う親も珍しくないでしょうし、だからこそ通常子供が親に対してお前呼びなんてのはありえないものなのだということは理解しているつもりです。

ですが私は何故か全然頭にこないのです。

 

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息子にお前と言われるけどきちんと叱るべきだよね

私が許容できるならそのままでもいいとも思いましたが、さすがに教育上最低限の躾けとして「親にお前と言ってはいけません」ってしっかり注意するのが親の務めであるとも理解しています。

でもそうゆう親っぽいセリフで子供に言い聞かすことが自分の中で気恥ずかしくって、ついつい面倒でスルーし続けてきた結果、「それお前の?」とか、「お前が言ったんだろw」とか、「お前は本当にバカだなぁ‥」とか、日常会話で普通に言われてしまっていることに、そろそろヤバいか?と思い始めてもいるのです。

 

私は自分の親とも疎遠なので、親類関係と顔を合わすことも基本滅多にないので、自分らの普段の姿を公に他人に見られるという事もないため、自然体の関係性が加速していった結果なんだと分析してます。

もし第三者の誰かが我々父子のやりとりを見ていたら「ちょっと今のどうなの?」と口をはさむだろうし、我々も他者の目を気にして体裁を装う意識も芽生えるかもしれません。

第三者と言えば隔週で面会する元嫁ですが、元嫁も息子からお前呼ばわりされているので、以前は結構な頻度で「親に対してお前じゃないでしょ!」と言っていたのだが、いっこうに治らないし私が許容してしまっているのもあって、元嫁も最近は諦めてしまって何も言いません。

 

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お前呼ばわりされてムカつかない理由

一年生の間は「パパ」って言ってましたし、今でも呼びつける時などは「パパ」って言うのですが、二年生ぐらいから学校での影響で最初は間違えて「お前」と言ってしまって訂正したりもしてたのですが、私がなぜかそれを面白く感じてしまって全く叱らなかったせいもあり、三年生になると完全にお前呼びが主流となってしまっていたのです。

 

私は何故お前と言われて頭にこないのか。

基本的に息子に何を言われてもムカつくことがないんですよ。

生意気なこと言うようになったなぁってむしろ嬉しくなって笑ってしまうんですね。

あのなかなか言葉がしゃべれなくって自閉症スペクトラムと診断されて不安だった5才の頃から考えると、オールオッケーと思ってしまうんですね。

可愛い生き物がイキってなんか言ってるよ、と下に見てる部分もあるかもです。

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でもこのままこれを放置していたら、中学高校になったらどうなのだろうと想像するんですね。

そしたら自分と同じくらいの背格好の息子に「お前」と言われたら、ムカつくかもしれないと想像したのです。

今はまだ声も甲高くて小さくて可愛いから許せてるけど、声変わりした低い声で生意気なこと言われたら今と同じ気持ちではもしかしたらいられないかもと思ったのです。

 

だからそうなる前にそろそろ今のうちに言葉遣いの注意とかしておかないと、数年後の私が不快な思いをすることになるかもしれないと思い、ようやく躾けていかなければいけないと思い始めているのだけど、なかなかどうして叱ることが気恥ずかしいのです。

 

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友達親子関係の弊害

たぶん私は息子との対等な友達親子関係に満足してるんだと思います。

親子という縦の関係よりも、親友のような関係に心地良さを感じているのです。

私はリア友もおりませんので、この世で一番気心の知れた話せる友が息子なんです。

息子からは「そんな性格だから友達いないんだぞ」とたしなめられたりもしますw

だからこの関係性を変に崩したくはないのと、無理に修正したくもないのです。

多分私がそれでいいのならそれでいい問題なんだとも思えるのですが、今はいいけど息子が中高生になった時にそれが同じように許容できるかは自分でもまだわからないので、軌道修正していくべきか悩んでいるところなのです。

 

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なめられたら言い聞かせることが出来なくなる

親の威厳を見せつける行為はクソだと思ってましたが、それでも多少そうしておかないと、親が子供になめられてしまったら、もう簡単には言い聞かせて躾けることが出来なくなるという側面があるという事に気が付いたのです。

中学生の反抗期になってからではもう完全に手遅れなので、やはり子供が小学生のうちにある程度の線引きは設けておかなければ、ただでさえ片親で教育が行き届いてないとレッテルを貼られかねないからというのもあります。

 

社会生活での人間関係においても一度ナメられたらずっと軽んじられて扱われるという不遇を受けることから、なめられない振る舞いというものを一番に教えなければならないとも思っているのですが、「虚勢を張って生きろ!」とはなかなか親の口からは言えません。

まず私が息子の前で父の威厳たるものを少しずつ示していき、来年には「お父上」と呼ばれるに至るように、父性の復権を目指す所存であり申す。

 

先日家に入ってきたカナブンを命懸けで叩き潰したら、遠目で虫にビビる息子に「すごい」と尊敬されたばかりです。

この調子で頑張りたいと思います。

 

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