結婚前には同棲をした方がいいとか、きちんと籍を入れるまではしない方がいいとか、昔から「戸建てか賃貸か?」くらい論争されてる問題ですが(そこまでじゃない)、同棲から結婚して離婚した当方なりの私見を述べてみたいと思います。
元々自分の家か、相手の家か、新たに契約するかで違う
このように条件がそれぞれ違うじゃないですか。
転がり込むのと転がり込まれるのでは心理的負担はダンチです。
自分の部屋に招き入れる場合
このケースの場合は自分に生活の主導権があるので、立場は少し上の状態となります。
ですが自分のプライバシーが全て筒抜けとなるデメリットは人によってはかなりの心理的負担となります。
でも過半数の人は親密な相手であればそこまで気にしないものでしょうから、どちらかというと家の使用ルールを決めるのと責任感が生じることで、招き入れる側の方が色々と気を遣う部分があるとは思います。
それまで一人で過ごしていた空間に、好きな人であれ他人が舞い込むわけですから、これまでとは勝手が違う問題が次々と浮上しまくるわけで、慣れるまでしばらくは困惑することもあると思います。
やっぱり一人になりたい!となって、招き入れる側が相手に対して出て行ってほしいという感情になって同棲が終わるケースが一番多い気がします。
なので神経質なタイプの人は招き入れる側にならない方が良いでしょう。
普段家にはあまりいないというタイプの人が家主になる方がうまくいく気がします。
しかしそうゆうタイプは大概転がり込む側だったりするのでうまくいきません。
相手の部屋に転がり込む場合
このケースの場合はいつでも寝に帰れる自分の家がある状態か、無い状態かでも変わってきますが、基本的にはお気楽な立場と言えます。
転がり込む側の方が文字通り身軽ですし、楽しい気持ちで生活できるというものです。
なぜならいつでも嫌になれば簡単に出ていくこと(帰らないこと)が可能ですし、相手の家を第二の別荘感覚で利用できてるような状態なので、心理的な負担が軽いのです。
しいていえば最初は居候の立場なのだから、最低限相手に対しての気遣いや遠慮を忘れてはならないということくらいでしょうか。
自分の私物も最低限しか持ってこれないでしょうから、あまり私物に執着しないタイプでないと、人の家に転がり込むなんて図太い神経の持ち主でなければできるものでもありません。
フットワークの軽い根無し草タイプが転がり込む側になりがちに思えますが、帰りたくないと言って家主に依存するようなタイプが意外と転がり込む系になったりもします。
遊び人か、依存症か。
極端ですが、確実に言えるのは二人のうち変人(社会不適合者)の方が転がり込む側であることが圧倒的に多い印象ですね。
新たに契約して同居する場合
これは少数派かと思いますが、ズバリ私がこのパターンです。
当時私がひとり暮らしで、元妻は実家だったので、元妻がうちに来ることが多かったわけですが、本当に狭い狭い単身用のワンルームだったので、ここで生活するのは絶対に無理だって思ってたので、同棲するならちゃんと新たに部屋を探さないといけないと考えました。
たまに元妻が寝泊まりする時もありましたが、元妻が超朝型人間なのに対して自分は超夜型人間だったので、元妻が22時くらいに眠いと言って寝てしまってから、私は明け方近くまで音をたてないように気を遣いながらパソコンを見ていて、絶対に部屋は別々で二つないと二人で生活なんてできないなと感じてました。
当時から元嫁のいびきがうるさくて、今すぐ瞬間移動で帰ってくんないかなぁ‥とため息をついてました。(すでにそんなに好きじゃなかったんですね)
でも3DKの家を借りれば自分のスペースとライフサイクルを侵害されずに共同生活が可能であるはずと思い、不動産巡りをして交際1年ちょっとで同棲に踏み切りました。
結構決断まで悩んだのですが、ひとり暮らしの家で大きなゴキブリが出たことをきっかけに、すぐに出たいと思い決断したのはホントの話です。
婚前に同棲はするべきか、するべきでないか
結論ですが、そんなこと自分で考えろ!ってなもんです。
こんな大事な問題を人の意見に委ねてんぢゃねーよ!ってなものです。
婚前に同棲はした方がいいのか、しない方がいいのか?
そもそも結婚しない方がいいよ!!
だから同棲もしない方がいいです。
だってなまじっか真面目な性格だと嫌になっても別れられなくなりますから。
特に私のケースの場合は二人で暮らすための部屋を二人で契約した手前、もはやどちらか一方の都合で簡単にはパートナー関係の解消ができないんですよ。
こうゆう時のため、身軽に逃げられるようにと不動産契約の際の世帯主には元妻になってもらうという腹黒い計算高さは持っていたのですが、いざとなるとそんな卑怯な手段はとても出来ないわけで、相手は最初から結婚前提で同棲を決めたのに対して、やはり温度差はあったのですが、私としても一緒に生活してればそのうち情もできて相手の事を好きになるものだと安易に考えていた節もあったのですが、そんなことはなくて結局流されてしまっただけなんですね。
同棲期間中は元嫁が固定の家賃担当で、それ以外が自分だったのですが、4年半の間でお金で揉めたことも口論でケンカすることも一度もなかったんですよ。
だからまさか結婚した途端ケンカばかりになるなんてその時は想像できるわけもなくて、これだけケンカしない間柄であるならまぁ大丈夫か、と妊娠を機に即婚姻届けを提出したわけですが、子供ができてからの生活は同棲期間とはまるで全然違ってましたから、同棲すれば結婚後の生活がイメージできるなんてのは大嘘です。
同棲のリスク
環境が変われば人の性格も変わります。当たり前のことです。
なので同棲をお試し期間とするならば、少なくとも私のように同棲するための部屋をきちんと契約して住むというやり方は、お互いの為にもしない方が無難です。
適当にどちらかの家に転がり込むという方が自然というものです。
でも同棲が楽しいのも新鮮な最初だけですし、半年もすれば熱も冷めるでしょうから、わざわざ同棲したところで別れるのなら所詮ママゴトということだし、将来結婚する人からしたら過去に同棲経験のある相手とは結婚したくないという嫌悪感を抱かせる可能性も多分にあるでしょうから、結果的にはしない方がいいという結論になります。
では改めてもう一度結論言いますよ?
同棲はしない方がいいです。
もっと言えば結婚もしない方がいいです。
以上です。