以前働いていた職場でサイコパスの特徴を全部兼ね備えたような恐ろしい奴がいたことを不意に思い出しました。
その時はまだサイコパスという言葉もそれほど浸透していなかった為、ただただ困惑していたのですが、後で振り返ってみるとことごとくその症例と奴の特徴が合致するので納得するのでした。
サイコパスな人、あなたの周りにはいませんか？
サイコパスな特徴を網羅した恐ろしい性格の人
サイコパスがどのようなものであるのかの説明はここでは割愛します。
何故ならその説明だけで文字数がある程度埋まってしまうという卑怯な記事になるからです。
サイコパスでない私にはそのような手段は不誠実に思えて出来ません。
そう、ひと言で言うならば不誠実なんですよ、サイコパスの人って。
そいつの特徴をひとつひとつ挙げていけばサイコパスの説明書になるので紹介していきます。
極度のウソツキ
まず驚くほどの嘘つき。息を吐くように嘘をつきます。
え？なんでそんな嘘をつく必要があるの？っていうレベルの嘘を言うのです。
例えば「昼飯何喰った？」って私が聞くじゃないですか。
そうすると奴はホントはマックで食べたくせに松屋で食べたと嘘をつくのです。
せめて大戸屋であれば見栄張っちゃったのかなって理解もできますよね？
もしくはモスバーガーで食べたって言っても同じように理解できるというものです。
でも別に見栄を張り合うような関係でもないのでわざわざ嘘つく理由はないのですが。
でも彼は特段何も考えずに適当に誰も得しないような嘘をつくのです。
別に私が松屋で食べたと言うから話を合わせたとかいうのでもありません。
しいて言うなら一日に百回嘘をつくことをノルマにしてるかのような印象なんです。
演説大好き
次に自分の知識をひけらかす演説が大好きで、数人の前で終始気持ち良さそうに自分語りを始めます。
豆知識とか小話とかちょっとしたウィットに富んだネタを惜しげもなく語ります。
ノッてくるとホワイトボードを使って講師にでもなったように饒舌に雑学を披露し、時には聞き手に質問を投げ掛けて「そう思うでしょ？でも違うんですよ～」とか抑揚をつけて興味を惹きつけます。ある意味やり手な片鱗を伺わせるのですごいなと思わせる部分もあるのですが、それ以上になんか気持ち悪くて不快なんですｗ
口を開けば陰口と悪口
あと基本的に影愚痴が大好きで常に文句ばっかり呟いてます。
上司には愛想をふりまきますが、同等の人間の前では上司の悪口を常時捲し立てます。
私は先輩で年上なのですが、ナメられてるので敬語で話すものの同等扱いです。
うわべの人当たりもルックスも良いので上からの評価や女性ウケも良いのですが、HSP持ちの感受性の強い人間からはそのどす黒い正体が感じ取れるため少数の人からは嫌われる事もあり、ある新人の女性は彼が近くにいるだけで気分が悪くなるといって頑なに避けており、私も同じようにサイコパスの放つ独特な臭気に耐えられなくなっていきました。
こちらの話にはいっさい共感せず、自分の自慢話や気に入らない同僚の悪口ばかりする事に関してはギリ許容できたのですが、いい加減うんざりしてきます。
ひと言で言うとおしゃべりクソ野郎なんですよ。
対抗する意思表明
で、私は彼とは対照的な発達障害気質のド正直者なので、ある時いつものように「誰々が俺の事嫌ってるみたいなんだ」と喋る彼に対して瞬時に言ってやったんですよ。
「俺もお前が嫌いだけどねｗ」と。
彼は話を聞いてくれるお人好しな私を好意的な味方であると認識していたようなので、サイコパスながらも少し傷ついたのかもしれません。それ以降極端な態度で挨拶もしてこなくなり、いっさい口を利かなくなったおかげで楽になりました。
今思えば私も彼を否定するにしてももう少し言葉を選ぶべきだったかもしれません。
ですが傲慢で嘘つきでズルく器用で裏表の激しい口達者な彼の人間性を一刀両断するには、不器用すぎる正直さで感情をストレートに伝える事こそが彼とは真逆のこちら側の誠意の表明でもあり、また解り易い断絶宣言を通達する以外に自分の身を守る術がなかったのです。
先天性か後天性か
「俺がこんな性格になったのは学生時代の失恋のせいなんですよ」と以前彼は語った。
こちらは何も聞いてもいないのに、だ。
つまりサイコパスは生まれつきではなく、何かの外的要因きっかけで発動するものなのだと理解ができるが、しかし同じようにショックな出来事があっても大半の人はサイコパス化するわけじゃない。だからやはり生まれつき持った遺伝子なんじゃないかとも思えるが、真相は謎だ。
良心と罪悪感の欠如
最後にサイコパスの特徴に「良心と罪悪感の欠如」とある。
これが最も怖くて、葛藤や迷いが生じることなく己の利に直進できるわけなので、人を平気で踏み台にして裏切る事が出来てしまえるというのだから、言ってみれば悪魔みたいなものだ。
結果として同じ悪事を遂行するにしても、迷いなき者と決断に苦しみぬいた者とでは雲泥の差があるものだと個人的には思う。
罪の量刑は同じでも、再犯の有無は大きく別れるはずだからだ。
私は性善説を信じないし、悪魔みたいな人間は一定数存在するものと確信している。
サイコパスは自覚なき悪魔だ。
あなたの周りにも口が達者で話を盛るような陰口大好きな嘘つきはいませんか？
取り込まれないよう気を付けましょう。
