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シゲタサヤカの絵本が面白い!大人も楽しめるおすすめ絵本紹介

子供と絵本を読む時間なんて長い人生の中でトータルほんの数時間のことかもしれません。

2才~3才くらいがメイン層かもしれませんが、年長さんから大人まで楽しめるオススメ絵本を個人的な見解から紹介したいと思います。

カッパもやっぱりキュウリでしょ?

道で顔色の悪いキュウリを助けて家に持ち帰って食べてやろうとたくらむカッパ。

看病してあげて元気になったキュウリは本来の色を取り戻すと‥?

 

オチが斬新すぎて斜め上をいく発想と展開でカオスな世界観。

どことなく漫☆画太郎先生の漫画を思い出してしまいました。

キャラの表情が毒々しいのに愛らしい。

メルヘンな世界観なのに悪意や欲望がリアルで生々しく、読者を子供扱いせずに作者が楽しんで描いてるような作風が、大人が見ても楽しめるクオリティに仕上がっている。

思わず同時に親子で笑ってしまえるエンタメ絵本の最高峰。

おいしいぼうし

プリンのカラメルのような甘くておいしいタレを拾ったじいさんが、家でばあさんとおいしくソレを食していたら、ぼうしをなくしたでっかいプリンが訪ねてきて・・?というぶっとんだお話。

でっかい図体で気弱なプリンが愛らしくて超ウケる!

細部の小さなキャラの仕草や小物描写が秀逸で、繰り返し読むほど味わい深くおいしいスルメ絵本

シゲタサヤカ定番の見開きドアップシーン健在で、思わず噴き出す面白さ。

最後プリンがお土産を持たされて帰って行く姿が可愛くて癒される!

おいしいぼうし

おいしいぼうし

 

レストランコックシリーズ

シゲタサヤカの絵本といえばレストランシリーズであり、コックとか食材が扱われる話が多いのだが、表紙を見てわかるとおりそのどれもが人格を持った「モノ」であり、しかもソレを扱うヒトを困らせるという展開もまた類似しており、一筋縄ではいかない中でのオチが毎度シュールで、一読後には読み返さずにいられない中毒性を孕んでおり、二度三度絵を見る事で一読目には気付かなかった細部の仕掛けに気付けるのがまた可笑しくて癖になる。

 

児童書でありながら決してイイ子ちゃんで善良ではないその不可思議で歪な物事の本質をとらえながらコメディへと昇華させたシニカルな世界観は、唯一無二のオリジナリティにあふれており、絵を見てるだけでも子供から大人までニンマリと笑わせる魔法の力を宿したベストオブ絵本なのです。

町の図書館や学校の図書室に置いてあるかもなので是非探してみてね☆

りょうりを してはいけない なべ (講談社の創作絵本)

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コックの ぼうしは しっている (講談社の創作絵本)
 
まないたに りょうりを あげないこと (講談社の創作絵本)

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