無職でシングルファザーとか言うと、普通の人はまず「大丈夫か!?」という感想を持たれるのを実感します。
そして口には出さないまでも、腹の中では「子供が可哀想‥」とか「最低な親だな」とか虫けらを見るような目で侮蔑される事も想定内です。
確かに紋切型の貧困なイメージしか持てないと、働きもせずに昼間から酒呑んで家族に当たり散らしてるようなろくでなしの父ちゃんを想像してしまいがちですものね。
仕方ないとは思います。
もはや「違う違う、そうじゃない!」と鈴木雅之ばりにわざわざ否定する気にもならないのですが、「子供が不幸!」とか言われるとそこはキッチリと反論したくなりますね。
いやいや、うちの子は全然幸せに伸び伸び育っていますよ、と。
働かない親のもとで育つと子供は不幸になるのか?⇒ならない
子供が不幸になるのに親の職業はあまり関連性はありません。
両親がマトモな教職員な家庭より、両親が大道芸人の子供の方が幸せな場合だって余裕であります。
つまりどんな職業であるかよりも、いかに親子で仲睦まじく対話をしているかに尽きるというものです。
なので碌に会話する時間のとれない働き者の親の方が子供はグレやすいし、逆にいつも親が家にいる家庭ならば子供は安心して毎日を過ごせるというものです。
経済状況は二の次です。
この日本において富豪や極貧なんてレア中のレアです。
だったら平均値よりも経済力を下げてでも、プライスレスである親子の時間を優先する家庭環境を築く方が正しいのではないか。
働かないというのは極端な話ではあるが、それで生活できるのならば働かないで子育てしてて文句や陰口を言われる筋合いはない。
子供には働いている親の背中を見せるものだとかもっともらしい事も言われるけれど、働いてばかりじゃリアルな背中は見せられない。だってそこに居ないのだから。
朝から晩まで働く苦労人のシンママなんてネグレクトだろ
なんか世間では大昔からずっと働き者のシングルマザーが聖母の如く祭り上げられておりますが、私から言わせればこんなもんネグレクト案件ですわ。
子供いるのにフルタイムで働くってそれって子供より仕事を優先してるって事でしょ?
「働かないと喰わせられない!餓死しろっての!?」ってすごい剣幕で反撃されそうですけども、いやいや4~5時間のパート勤務+児童扶養手当で十分暮らしていけるやろ?それじゃ足りないって言うなら無駄を省いて生活形態見直せよって思います。
朝から晩まで働いて子供を夜も一人ぼっちにさせてるとかは論外というか完全にネグレクトだから普通に取り締まり対象でしょ。
つまり働き者のシングルマザーなんて全然偉くないどころか児童虐待一歩手前ですよ。
働かないシングルファザーの俺の方がマトモであるとご理解願いたい。
未就学児の9割がママっ子の理由
幼い子供がパパよりもママに懐いてる理由はママと居る時間の方が長いからに他ならない。
これがもし逆で母親が働いてて父親が専業主夫もしくは内職だったらば、当然子供は父親の方に懐くでしょう。
つまり子供に好かれたかったら出来るだけ一緒に過ごして、外に働きに出ないことだ。
子供は外で働いてる父親に感謝なんて1ミリもしません。
ご飯をあげてお風呂に入れて一緒に遊んで着替えさせてくれる母親の方に愛情を感じるのは当然です。
ですから離婚で親権を取り合おうものなら家裁は全力で母親側を支持するのです。
一般的に子供は母親に懐いてるものだと信じて疑わないからです。
父親が母親より子供に好かれたかったらば、仕事を辞めて主夫を志望することです。
しかし女はそれを理解しているからこそ絶対に男の主夫化を許さないのです。
仕事する大人は家族の為でなく自分の為に働いている
家庭持ちのおっさんはみんなこう言いますよね?「俺は家族の為に身を粉にして働いてるんだ‥!」と。
でも実はそれ違うよね?
別に家庭を持ってなくたって働くだろうし、実際あんまし関係ないよね?働く理由としては。
家族がいようがいまいが大人になったら働くってそうゆうふうに洗脳されてますし、自立してれば働くのが自然ですから、突き詰めると家族の為に働いてるとはならないはずです。
どちらかというと自分の為というか、間違いなく自身の社会的地位の確保の為でしょう。
だからあなたの両親もあなたを育てる為というよりも、自分の為に働いていたのです!
元来「育ててくれてありがとう」すら言う必要がないのです。
何故ならば子供がいた方がより一人前に見えるから欲したにすぎないのだから。
親は子供の為ではなく自分の為に働いてる。
間違いない事実です。
子供の事を本気で想うと家を空けてはいられないもの
小学生の子供はだいたい午後3時前後に帰宅するのですが、その時間までに在宅しておかなければならないというのは、パートアルバイトであっても厳しかったりします。
高学年ならば鍵を持たせてしばらく留守番してもらうのも全然可能ではありますが、それでも不安は拭えないものです。
できれば子供が学校から帰ってくる時は玄関のドアを開けてあげたい。
そして夜寝るまでの間は家事をして、子供を寝かしつけるまでは子供最優先で動いていたい。コミュニケーションもしっかりとって。
土日なんて一日中家の中で子供を監視していなきゃいけないし、外出するにしても子供と一緒にお出掛けするわけだから、友達付き合いすらままならなくなります。
本気で子供ファーストの生活をしていると、社会から完全に孤立せざるをえなくなるというものなのです。
社交外交的な人だとキツイかもしれません。
専業主婦=家庭に納まるは文字通りなんですね。
共働きの家庭で鍵っ子で育つ子供の方が不幸ではないか?
結論です。
働き者の親が素晴らしいというならば、子供が鍵っ子でも良いと言うのですか?
外で働かない親(専業主夫)が全力で子供と毎日向き合う方が正しいと思うのですが。
親がいつも仕事で不在の家庭で育った子供は寂しい思いを拗らせながら成長するでしょう。
ここでは片親のケースに限定しますが、つまり働き者のシングルマザーよりも、働かないシングルマザーの方が子供にとっては嬉しいという事です。
稼ぐシンママのもとで習い事や教育費をかけられるよりも、稼がないシンママのもとで一緒に宿題をしたり対話に時間を割いた方が子供にとっては幸せなんじゃないのか?
お金が必要になってくるのは子供が高校生や大学生になってからですが、その頃には子供自身がアルバイトもできるし、親も身動きがとりやすくなるので働きやすくもなります。
つまり子供が義務教育の年齢の間は、シンママは仕事よりも主婦業に重きをおくべきだと、無職でシングルファザーの私は強く確信しております。
無職のシングルマザーは全く批判されるべきではないということです。