離婚したらほとんどの場合母親が子供を引き取る事になります。
子供が一人ならそれでも良いのですが、二人いる場合は子供二人ともを片親が養育するよりも、兄弟を分離してそれぞれ(父母)が一人ずつを育てるべきであると私は強く主張したいと思います!
片親が子供二人育てるのは厳しいから兄弟分離すべきだ!
兄弟不分離の原則とかいう変な考え方が司法にはあるそうなんですが、それにより片親疎外が進行して結果的に非監護親は子供に対して親らしいことを一切せずに遠く離れてしまうというケースがほとんどを占める形となるので、これは非常に良くないんです。
そして現実問題として監護親権者側の養育負担というのもハードでして、子供一人ならばなんとかできても、独り親が小さな幼子二人以上を毎日世話するというのはとんでもなく大変な事で、ハッキリ言って許容オーバーでムリゲーなんです。
3人以上子供がいたら離婚はしない方がいい
二人でも厳しいのに三人となったらもはやネグレクト必至案件で、物理的に独り親がそれぞれの子供から目を離さずに管理する事は不可能である為、それこそ三人以上の子供を独り親が養育する事は法律で禁止した方がいいとさえ個人的には思います。
養育費もかさむことから、子供が三人いる家庭はどんなに夫婦仲が険悪になっても離婚はするべきでないということになります。(子供を三人も作っておいて不仲というのも変なので少ないとは思いますが)
ただどうしても離婚したい場合は兄弟を分離するしかないでしょう。
兄弟分離=共同親権
父方にも母方にも子供を配置することでその後の面会交流も途絶える事なくきっちり予定通り行えるようになりますし、どちらも親権者としての責務を全うすることで互いに対して不平不満を思う気持ちがなくなり、逆に常に相手方を良い意味で気にするようになるでしょうから、結果的に張り合うように生活の質を向上させるようになります。
土日は週替わりでそれぞれの家に泊まり合えばよいし、そうなってくるともう気分はアメリカン(海外ドラマのよう)で、完全に共同親権の先駆けスタイルとなることでしょう。
シングルマザーが大変なのは子供が二人いるからだ!
子供は小さいと一人だけであっても大変ですが、母一人子一人という状況はそこまで大変ではありません。
母一人子二人だから大変になるのです。
ママチャリの前後に幼子二人を抱えて乗せてるたくましい母親をたまに見かけますが(道交法上今やアウト案件か?)、見るからに「大変」を絵に描いたような姿ですよね。
シングルマザーに限ったことでもないですが、育児が大変な理由の最たる部分がこれだと思うのですよ。朝の戦場のような慌ただしさ。
出勤して労働してる男性より家事育児してる女性の方が楽だと散々主張してきた私ですが、これに関してだけは瞬間的に朝の二時間だけは母親の方が大変かもですね。
でもなんで大変かというと、子供が二人だからなんです。
一人と二人は全然違います。
二人と三人はそんなに変わらないかもしれませんが。
だから片親に二人の子供を託すよりも、父と母がそれぞれ子供一人ずつを世話する方が確実で合理的で賢明であるのは明らかなのです。
親権と監護権の分離
兄弟不分離の原則とは「兄弟は離さない方が良い」って原則なんですが、なんだかイイ事言ってるみたいな感じが余計に腹立たしいですね。
実際に親権と監護権は分離できるので、年齢が幼い子は母親に、上の子は父親にというふうにして、それぞれ養育した方が絶対にその後いろいろ安定します。
父親から容易に親権を奪ってしまう事が結果的に母親をも苦しめる形になるのです。
育児に疲れた母親は「夫がいないから一馬力故に大変なんだ」と思い、再婚相手を求めます。
そうすると子供からしたら恐怖でしかない他人の大人の男が家庭に入り込むという地獄絵図が展開される形となり、よくある連れ子事件にまで発展しないにしても、子供にとっては余計な気を使い続ける家庭生活を送る事になってしまいます。(母親は気にも留めない)
そうならないために一番いい方法は父親が親権を持って子供を養育することですが、母親も子供といたいと願うのであれば、二人居ればもう一人の子の監護権を母親に与えればよいということです。
ただし親権は父親にあるので養育費も受け取れますし、母親が再婚するような事があれば子供が望めば父親側に移動できる手筈も整えやすいのでイイことずくめです。
離れていても兄弟の絆は変わらない
離れて暮らしたことで仲が悪い兄弟なんて聞いたことがないです。(逆はいっぱいありますが)
むしろ兄弟は離れていた方が大人になってから良好な関係になる場合が不思議と多いです。
兄弟は分離しても大丈夫!
でも親子を分離するとものすごく後々支障をきたします。
子供が二人いて離婚する場合は必ず2:2で分け合うのがベストです。
兄弟不分離の原則に惑わされないように調停ではしっかりと主張しましょう。