父親が親権を持つ離婚が芸能界でも増えてきています。
当然それは一般でも同じです。
これまでのオートマティックな親権＝女親という当たり前とされてきたものが崩れつつあるのは非常に良い傾向だと思います。
これこそが男女平等であり、これが珍しく感じるうちはまだまだなのです。
芸能界で続けて父親が親権を持つ離婚
市村正親と篠原涼子
13才と９才の男児二人の親権を市村が持つ形で離婚。
おそらくここの場合は現役でまだまだ働き盛りの篠原涼子に対して、70歳を過ぎて一線からは退いた頃合いの市村が家庭に収まる方がむしろ自然だ。
しかし二回りも離れた年の差婚というのはやはりうまくいくはずもなく、市村側からすればこれから若い妻に介護してもらう目算もあっただろうけど、やはり女優を妻にすればリスクは伴うというもの。
一般的には孫と爺ちゃんほどの年齢差の親子であるが、市村がワンオペでひとり親家庭を切り盛りするとも思えないので、周囲の手厚い協力はあるだろうから特に問題はなさそうだ。
むしろこの状況で篠原涼子側が親権を持つ方が不安要素が高そうだから、ある意味本当に円満離婚と言えるのかもしれない。
有村崑と丸岡いづみ
こちらは今年５月に不倫未遂が発覚した有村崑側がケジメの意味で離婚を切り出し、親権も受け持つ形となった。
不倫した側が親権取るの？と思う人も多いかもしれないが、親権問題に離婚原因の落ち度は全く関係ないので裁判でも考慮されることはない。
ただこの夫婦の場合、３才の長男は代理出産で生まれた子供なので、事情が通常とは異なるというもの。
親権を渡したことで丸岡いづみからしたら息子はこの先ほとんど他人のような感覚になっていくかもしれない。
もしこれが代理出産でなかったとしたら、おそらく丸岡が親権を獲得したと思われる。
未遂とはいえ、不倫の代償は大きい。
これまでの夫が親権を持った芸能人離婚夫婦
保坂尚希と高岡早紀
04年に高岡早紀が布袋寅泰との不倫が発覚直後に即離婚。
子供は当時6才と4才の男の子二人。
保坂が親権を持つ形となったが、おそらくは保坂尚希が怒りまくった上での締め出し離婚だったのでは。
やはり不倫するような女優に子育てを任せるのはリスキーなので、この場合も保坂が親権を持つ方が正しく自然だったのだろう。
ちなみに布袋氏は「美樹ちゃんには許してもらいました♡」とのこと。
SAMと安室奈美恵
02年に長男が４才の時に親権をSAM、監護権を安室という形で離婚。
しかしSAMに彼女ができたことで今後のことを考えた安室が05年に家裁に親権の返還を求め、調停の末に安室側に親権が移行した。
意外としっかりしてますね、アムロちゃん。
若くして絶頂期に出産し、子供のプライバシーを強固に守り抜いて育て上げた安室奈美恵は、もっとシンママとしての期間を誇っても良さそうなものだが、プライベートをいっさい語らずに引退したのはやはりカッコイイ。
カリスマとはこうゆうものだ。
雛形あきことテレビ業界マン
01年に長女がまだ1才の時にマネージャーと雛形の不倫疑惑が発覚し、二年後の03年に離婚が成立。
夫が親権を持ち、雛形は養育権を得る。
雛形の落ち度で離婚したとはいえ、以降の子育ては円満に行われていたよう。
13年には娘が思春期なのに再婚する。
何故夫側は親権を譲らなかったのか、おそらくは共同親権のような形で育児に関わる意思があったからだと思われる。
単独親権制度の日本では、このように夫側が親権を取ってこそ、ようやくイーブンに共同親権のようなスタイルで離婚子育てができるのだろう。
辻仁成と中山美穂
14年に長男が10才の時に離婚し、辻側が親権を獲得したことが思いのほか話題となる。
理由としては子供が父親の方を選んだということらしいです。
しかしもしこの夫婦が日本で生活していたなら中山の主張次第では揉めたはずだが、パリ在住だったことで、ハーグ条約という法律が機能し、中山が安易に子供を日本に連れ帰ることが出来ず、辻が子供と継続してパリで生活する以上は中山が単身で出て行くしかなかった。
そもそもが中山の不倫が離婚原因でもあり、元国民的アイドルだった中山美穂だが、この離婚で大きくイメージダウンした一方で、女装癖など色々言われながらも赤裸々にシンパパ生活をブログにあげ続けた辻は最終的に世間からの評価を獲得した。
辻が頑なに子供を渡さなかった背景には、自身の失敗からの経験からくるもので、辻は以前に女優の南果歩と離婚しており、その時に子供の親権を渡してしまったことで容易に会えなくなってしまった経緯があり、とても悔やんだという。
作家ということもあり、家庭と並行して仕事ができるというのも大きいが。
大沢樹生と喜多嶋舞
05年に長男が8才の時に離婚し、当初喜多嶋が親権を得るが、その二年後に親権を大沢に移行する。
その後は大沢が息子を引き取るも、13年（長男が17才）にDNA鑑定結果で「父性確率０％」という衝撃の事実が発覚したことでワイドショーのネタとなる。
裁判の後で長男の親権は再度喜多嶋側に移り、喜多嶋舞の親が米国で長男と生活することで残り数年の親権は喜多嶋舞の父のものとなった。
大沢は08年に一般人女性と再婚しており、14年には娘ももうけている（父性確率100%）。
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