まんがタイムきららMAXで長らく人気連載されてる4コマ漫画で、アニメも今期3期目の「ご注文はうさぎですか?BLOOM」が絶賛放映中ですが、一言で言ってしまうと典型的萌えアニメなのですが、「ごちうさ」が他と一線を画すのはなんといっても安定した作画クオリティであり、徹底した優しくかわいい世界観であるのですが、それにしてもいくつか謎に感じる部分もいくつかあるので、答え合わせをしていきたいと思います。
ご注文はうさぎですか?に関する今更聞けない5つの謎
場所(舞台設定・国籍)は何処?
パッと見イタリア&ドイツ風のヨーロッパ色が強いが、東京都清瀬市&フランスコルマールをモデルにしているらしい。
個人的に清瀬市は住みたいと思う程大好きな街であるが、こんなに綺麗で西洋風の街というイメージが全くないので、どのへんが清瀬なの?って感じ。
どう見てもフランス9割、清瀬市1割の外観。
それもそのはずラビットハウスのモデルが清瀬市にある「珈琲るぽ」であり、それ以外の景観はフランスということ。
キャラクターの名前も千夜以外カタカナで洋風なので、無国籍感が強いが、一応日本という設定らしく、ちゃんと日本名の名前も設定されている。(保登心愛・香風智乃など)
親は?家族はいないの?
一見みんなみなしごみたいですが、それぞれちゃんと親はいます(設定上)。
そもそも漫画あるあるで、親とか家庭のシーンをいっさい描写しない作品って結構ありますよね。
これもそのひとつで、特に「ごちうさ」は家庭の描写が希薄ですね。
ココアは実家がパン屋さんで、母親と姉が登場済みです。兄も二人いて4人兄妹の末っ子設定。
自立するために実家を離れてラビットハウス(チノの家)に下宿するところから物語が始まります。
チノの家庭は祖父と母が死去しており、このことからかチノの性格が少し暗いんですね。父親がラビットハウスを切り盛り。
リゼは父親が軍人で金持ち。それ以外は不明。
千夜は実家が甘味処で祖母がいる事のみ確定。
シャロはリゼと同じお嬢学校に通ってるものの実家が貧乏で親は出稼ぎに出ており、彼女一人で実家の物置暮らしでハーブティー専門の喫茶店でアルバイトしている。
それぞれ複雑な家庭環境が掘り下げると面白そうですが、作中ではいっさいそうゆう方向に話はいきませんw
ひたすらゆるふわハッピーです。
未成年がカフェを経営しているの?
お世話になる家にご奉仕をするという高校の方針から、ココアはラビットハウスの店員として、そしてチノの“自称”姉として下宿先のカフェで働くことになったので、無給のバイトですね。
彼女たちは学校に行ってるのでそれまでの間はオープンしていない模様。
夜はチノの父親がバーとして経営している。
チノたんの頭に乘ってる生物は何?
ティッピーという名のもふもふとしたうさぎ。
正体はチノの祖父だがチノはそれを知らない。
スライムかぬいぐるみのようで、とてもうさぎには見えないが、れっきとしたアンゴラウサギみたいです。
タイトルの意味が解らない!
主人公ココアが迷い込んだラビットハウスという名の喫茶店こそ、ココアの下宿先予定場所であり、うさぎだらけの喫茶店だからこのタイトルなのかと思いきや、本当の意味は別にある。
喫茶店の経営難に苦心していたチノの祖父が思わず「うさぎになれたら楽なのに」と呟いたことから、幼かった頃のココアが「おじいちゃんのご注文はうさぎさんになることだね」と言った事がそもそもの由来だそう。
なんか意外とシビアでシリアスな裏設定の上に成り立ってる作品世界なんですね。
HDDの録画ラインナップをチラッと見た息子が「なにこのタイトル怖いんだけど」って言ってましたw
確かに何も知らずにこのタイトルを見たらうさぎを食べる話を想像するかもしれないよね。
まとめ
kawaiiを究極まで突き詰めた作品世界を評価します。
心が洗われて悪いロリコンも良いロリコンに生まれ変われるというものです。
人の持つ醜い感情・悪意等を全て剥ぎ取って、ひたすら甘く優しく可愛いだけの夢のような世界観に浸れるのが「ごちうさ」の魅力であり、これこそが日本の萌え文化の最終形態でもあり、アニメはもはや芸術と呼べるだけの質に昇華している。素晴らしい!