しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

社会的弱者が税金の恩恵を享受するのが不満な中流層の心理

生活保護受給者を筆頭に、国による最低限のあらゆる救済措置(セーフティネット)の分配に対して、不満や文句を言う中流層の一般人は多いです。

それを政府に投書するならまだ意味がありますが、その中の9割9分の人たちは、何故かその税金の恩恵を享受している社会的弱者に向けて発します。

これは学校で何かしらの理由があって掃除や運動や給食等を免除されてる体質面で問題のある子に対して、陰で(もしくは聞こえる声で)「あの子だけずるいよね~」と悪口を言ってる光景と全く同じです。

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社会的弱者を叩くマジョリティ(中流層)の心理

今回私がアベプラに出演した際、スタジオのコメンテーターからは大方受け入れられた印象を持ち安堵しましたが、声なき視聴者の側は果たしてどう感じたのか。

おそらく視聴者は番組の流れとは逆の感想を持つ場合が多いので、私のスタイルを認めないという人もいっぱいいるだろう事は想定できうるし、五分五分の賛否両論だったと思われる。

マイノリティが簡単に受け入れられてしまってもそれはそれで気持ちが悪いので、実際はそんなもんかと思う。(自分的には2:8で受け入れられないぐらいに覚悟してたから)

税金の恩恵を受けてる社会的弱者をズルいと感じる

テレビに出てる側の人達は上流階級なので懐が深く余裕があるからなのに対し、一般の中流~下級層にはそれがない為、どうしても「楽してる人間はズルい!」という短絡的な思考に陥ってしまうのも無理はない。

同じ弱者のカテゴリーの中でも細かなヒエラルキーに分類され、社会的恩恵を受けて保護されている弱者は、そうでない弱者から叩かれてしまうのである。

まさに弱い者が更に弱い者を叩くという構図であり、みっともないことこの上ないのであるが、弱者叩きをする上級弱者はそれに気付かない。

そしてこの上級弱者は絶対に自分より上に位置する上流階級へ牙を向けることはしない。

上流階級がいい暮らしをするのは当たり前だから問題ないが、自分より下の下流弱者が自分より楽な暮らしをしている事は絶対に許せないという心理が働くからであろう。

そこでこの了見が狭く、妬み嫉みを隠し切れない中の下から下の上に位置する大量の一般層の解り易い感情を、深堀して読み解いてみたいと思う。

 

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働いて税金を納めるのが当たり前だと思っている

彼等多くの中流層は働いて税金を納めるのが当たり前だと洗脳されて飼いならされているので、その価値観から逸脱した生活を送る者はルール(規律)を侵す犯罪者の如くに映るのです。

一方トップの政府からすれば、洗脳が完了した労働者に飴をやる必要はないが、洗脳しきれなかった(話の通じない)無敵の人などはやっかいなので、少しばかりの恩恵をくれてやることでおとなしくさせておきたいという狙いが確実にある。

下流層を黙らせる生活費などは、あらゆる税金の運用の中でも微々たるもので、国益を圧迫するなどということは全くないのであるが、中流層までがそれを欲しがると圧迫するので、政府は「中流黙れ」と常々思ってる。

政治に文句を言うのもほとんどが中流層だからだ。

納税者だから税金の流れに文句を言いたくなる

中流層は納税してるんだから税金の流れひとつひとつに文句を言う権利があると思い込んでいるが、実際は納税者というよりも農民(納民)であり、国からすれば「黙って言われた通りの米俵を持ってこい」というものである。

たかが中流が政治に文句を言うのは武士の時代なら首斬りものだが、現代ではいくらでも愚痴を吐くのは構わない代わりに、全ての決定権は特権階級者にあり、最終的には国の決めたルール(税金システム)に従うしかないのである。

上級国民は中流一般層よりも更に多くの税金を納めてはいるが、中流ほど文句が出ないのは、税金をいくら取られても贅沢に生活できるからにほかならない。

一方中流は働いても働いても我が暮らし楽にならずなので、その憤りの矛先は僅かながらに恩恵を受けている下流層に向かうのである。

 

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日本人は弱い者いじめが大好きで強者には何も言えない

莫大な富を得た成功者には何も言えない

よくよく考えれば不公平を是正したいのであれば莫大な富を得ている上流階級に富の分配を申し出るべきで、物持たぬ貧民弱者に愚痴を言っても仕方がない。

だのに勇気がないからなのか、そういった行動はせずに、ただただ文句を呟くだけに終始する中流だからこそ、いつまでたっても中流のままなのだ。

下層が羨ましいのなら下層に堕ちればいいのに、その勇気もないのだから。

例えるなら給与が上がった同僚に「なんでお前だけ!?」と文句を言うが、その査定をした上司には何も言わないのと同じである。

実に情けない。

強者に媚びて弱者にいばるサラリーマン気質

横柄にふんぞり返っているお偉いさんに対しては何も言えず、申し訳なさそうに謙虚にへりくだる善人をストレスの捌け口にしたりする。

こういった強者に媚びへつらい弱者を叩く人間こそ最底辺のゴミクズであるが、そうゆう人間がサラリーマンの世界では出世していくので、だからサラリーマンには絶対になりたくないと思うのだ。

間違った事を言う上司を叱って社風を良くしようとするような潔癖な聖人君主は、相当仕事ができない限りいじめの対象となり、隅へ追いやられるだろう。

上司や先輩は絶対で、逆らってはダメってルールを飲み込む事がそもそも間違いであり、誰に対してもひとりの人間として尊重して接したいものだが、そうすると途端にこちら側がルール逸脱者として排除されるのだから、とかくこの世は生きにくい

 

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みんなが非課税世帯になったら国は破綻するのか?

「みんながお前みたいに働かなかったらこの国は亡ぶぞ」と言う人がいますが、安心してください、絶対にみんなが働かないという事態にはなりませんから!

働くことが大好きな人はこの世にいっぱいいます。

なんだったら無給でも人の役に立ちたいという気狂い善人まで存在します。

その結果が30年間給料のあがらない現状なのです。

もし多くの人が「こんな給与でやってられるか!」とボイコットしてごらんなさい。

あっさりと翌月から給料上がりますから。

要は足元見られてナメられてるんですよ、労働者は。

給料が上がらないのは政治のせいじゃない、飼いならされたお前等が原因だ。

 

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生活保護受給者よりも億稼いでる成功者の方が問題

年々生活保護の受給率は上がる一方であるが、世相的に仕方がない部分もある。

菅前首相も「困ったら生活保護がある」とハッキリ申されました。

困窮してない人間が困窮してる人間を努力不足と叩くのはお門違い。

税金は弱者に分配されることが格差の是正になるので極めて正しいのだ。

だから中流も今は困窮してなくても、もし何かアクシデントで足元がグラついた時に、国のセーフティネットがしっかりと支えてくれると知っていれば、それだけで安心して暮らしていけるのと違うか?

それよりも億稼いでる成功者の方が問題で、上級国民の税率はもっと上げてもいいくらいだ。

私見としてはどんなに成功しても収入の最上限は1億とし、それ以上の収益は税金に寄与される仕組みにするべきで、消費税を無くすべきだ。

夢がないと思われるかもしれないが、歪な格差社会が資本主義を蝕んでいる。

 

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資本主義社会を望むなら個々人の自由を尊重せよ

資本主義社会とはいわゆる自由競争で、いっぱい働けば働くだけ稼げるし、働かなければ稼げないよという単純明快・明朗会計なシステムだ。

しかし非課税世帯などの税金を免除、もしくは恩恵を受けている世帯に対して「俺たちの税金はお前らを喰わせる為じゃない!」などと怒る中流層は筋違いであり、それなら一律に仕事を選ばず働く社会主義を望むのか?職業選択の自由と頑張れば上に行ける資本主義社会を否定するの?ということになる。

最低限の労働(アルバイト)で貧しくも時間的に豊かに暮らすのも自由、いっぱい働いて税金も納めて恥ずかしくない生き方をするのも自由であり、違う生き方を否定するのは品がない。

真の自由とは全ての存在を尊重することだからだ。

 

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国民三大義務ってナニ?

勤労の義務

そもそも勘違いしてる人が非常に多いのですが、この中の勤労の義務というのは働かなきゃダメ!と言ってるわけではなくて、「働きたい!」と言ってる人間を「働くな!」と止める権利はないよという事である。(バカにも解る説明)

働いて各自の生活の維持に努めましょうという事です。

生活が維持できるのであれば不労所得でも当然OKということ。

つまりは社会貢献の意識のもとで労働の美徳を唱えているにすぎないのです。

だから「働かない人間は憲法違反だ!」と叫ぶのは「俺は無知だ!」と叫んでるようなものなので非常に恥ずかしいのです。

 

当然働かない人間が罪に問われることはない。

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教育の義務

教育の義務に関しても依然多くの人が誤解されてるのですが、義務教育期間だから親は子供を学校に通わせなきゃダメだと言ってるわけではなくて、子供の学びを親が邪魔してはダメだよという事なのである。

子供の学びを親が邪魔するってどうゆう状況だ?と混乱するかもしれませんが、要するに勉強しないで働きに出ろ!とか中学生に言ってはならないということです。

つまり中三まではどんな家庭環境であろうとも、子供は無料で学校に通って教育を受けられる権利があるよということです。

つまり学校に行きたくない子は行かなくてもよいし、親が「行くな!」と止めていなければ、違反でもなんでもないのです。

納税の義務

最後に納税の義務ですが、これだけ少し意味合いが前述ふたつと異なるので難しいのですが、他ふたつの流れで言えば「納税したい人間を納税するなとは言わないよ」という訳の分からないものになりますが、もちろんそうではなくて、国が決めた税率によって稼ぎに沿って微徴収するからよろしくねというもので、稼ぎのない者からは取らないよということなので、納税してない貧民が義務を怠っているということにはならないのです。

それよりも国は上級国民の脱税に目を光らせていて、ハッキリ言うと貧民の税金事情など国からしたらどうでもいいのである。

そもそも消費税がある限り、ホームレスでも納税者を名乗れるのだから。

 

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まとめ

結局何が言いたいのかと言いますと、自由って素晴らしいよねってことです。

格差の是正は急務ですが、資本主義社会は悪くないです。

働くのも稼ぐのも自由、働かないのも稼がないのも自由!

稼いだ割合に応じて納税して、持たざる者は最低限の福祉を受けられるって成熟した国家だから為せる仕組みであり、弱者にやさしい社会は着実に栄えますから。

ニッポンはまだまだ優しくはないです、政治というより人が。

DaiGoみたいな優生思想が蔓延したら国は簡単に滅びます。

無能でも生きていていいと言える社会であれば、自殺は減らせます。

そのかわり悪人(犯罪者)にもかなり甘い社会かと思いますが、人権派とやりあうのは骨が折れるので今日はこの辺で。