しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

失恋を乗り越える方法はあるが人生で一番つらいのは失恋である

おそらく世の中の大人からしたら人生で一番ツライ出来事が「失恋」だなんて言う人を目の前にしたら、思わず噴き出してしまう笑いを堪えきれずに半笑いの苦笑いで「人生には失恋なんかよりツライ出来事がいっぱいあるよ、そんなもの次の恋で忘れられるさ」とシッタカブッタ口調で優しくたしなめるようにして、失恋で弱りきったあなたを未熟な青い果実を愛でるように見下ろしながら気持ち良さげに人生訓を説くであろう。

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人生で一番ツライのは失恋である

私は40代のオッサンであるが、本気でこのような結論に至っております。

たいした苦労もないままに薄っぺらいJKのような人生を送ってきたからというわけでは断じてありません!

登校拒否をしていた中学時代も、何十本も作品を描いてもプロになれずに挫折した時も、婚姻中に嫁に子供を連れ去られて音信不通の半年間を過ごした四年前も、20歳も年下の女社員に上からモノを言われてブチ切れそうになりながらもドMな性癖に脳内変換する事で堪えた昨年も辛かったですが、そんなものよりなによりも私の人生で最もツライ出来事は29歳の時に経験した失恋なのです!!

どうして失恋が一番つらかったと言い切れるのか

それは単純に涙の数ですね。

人生で最も苦痛だった時期といえば中学生時代と答えますが、人生で最も涙を流し続けたのが失恋だったからです。

子供を連れ去られた時も地獄の苦しみを味わいましたが、比べるのもなんなんですが、三日に一回涙が頬をつたうといった状態が4ヶ月程続きました。

 

一方29歳時に失恋を負った状態というのは、半年間毎日膝から崩れ落ちての号泣です。

食べれないし眠れないし完全に鬱状態で、すぐにメンタルクリニックを受診して薬を処方してもらうべきでしたが、そんなもの医者に話すのもこっ恥ずかしいし、その彼女と会って話しさえすればすぐに治るものなのであると解ってるからこそ、病院の門を叩く気にはなりませんでした。

失恋は何故つらいのか

どう抗ってももうどうにもならず、絶対に二度と自分の要望は通らず、諦める以外に何も手段がないという絶望的な状態であるからでしょう。

しかも相手は生きていて普通に日常を送っているからこそ、余計につらくなるというものなのです。

 

もし死別であれば思い出を抱き締めながら感傷に酔いつつ一歩ずつ前に進めるかもしれませんが、生きているのに会えない、会う事が許されないという規約が、未練だらけで振られた側を永遠に苦しめる形となります。

 

それ故に相手を〇すか、自分が死ぬかの二択に行き着くバッドエンドが脳裏にチラつくというもので、そんな事件が起きても全く驚く事はありません。

失恋を乗り越える方法はあるか

いっぱいあるでしょうし、乗り越えられない人だけが人生を閉じるのでしょう。

次の恋をする

一般的に言われる事は「次の恋をすること」ですが、これは不正解です。

 

何故なら確実に次の相手と前の相手を比べてしまうので、前の相手は以前にも増して神格化されてしまっているため、次の相手が芸能人レベルでないと払拭することは難しいので、次の恋など誤魔化しにすぎず、乗り越えることなど到底できません。

時間が解決する

それでも時間が少しずつ痛みを和らげ薄めていくというのは事実ではありますが、十年以上要する覚悟が必要になります

 

私は結婚しても子供が産まれても毎日その失恋した彼女を思い出さない日はありませんでしたが、さすがに十年を越えたあたりから彼女を思い浮かべることのない日というのもあり、二日に一回、三日に一回と徐々に加速度的に薄らいでいきました。

 

今では一ヶ月に一回思い出すか思い出さないかレベルにまでなりましたし、もはやさすがになんの執着もないと言い切れるところまでこれました。

さすがに15年以上経過すると相手もオバサンになってるだろうし、もうどうでもいいですw

子供をつくる

確かに育児をして自分の命よりも大事な存在ができたらば、過去の失恋など茶番に成り下がるというものですが、それでも子供が人格を持ってハッキリと喋りだす年中さんから年長さんになる頃までは常にフラッシュバックに悩まされ続けておりました。

 

そもそも失恋相手に対しては自分の命よりも大事だなんていう感情は最初からありませんでしたし、できればもう死んでてくれてたらいいのにとさえ思うので、圧倒的に大事な存在としての子供というのは、自分を真っ当な方角へ導いてくれる指針でもあり、子供をつくって育てるというのは健全に生きる上で非常に効果的といえます。

 

だってもし子供が居なくて(親権とられて別居状態含む)、独身生活だったとしたら、やっぱり手探りで恋を探してしまうだろうし、昔の恋人の幻影に縛られ続けていた可能性も充分にあるので、そう考えると心底ゾッとします。

まとめ

失恋は想いが強い状態で振られると相当な痛みとなって自分を苦しめるものですが、恋こそが人生を彩る究極の悦びであるのもまた事実であるので、その振り幅が大きい程に愛憎劇に発展するのもまた頷けます。

恋愛を拗らせてもロクな事はありません

十代のうちにしっかりと予習して、二十代で性欲に負けず、三十代の確かな眼で生涯の相手を選ぶ。

それができたら苦労しないというものです。 

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