夫(妻)が何を言ってもつれない態度で少し会話をするだけで互に気分が悪くなるという関係の悪化もしくは破綻してる夫婦は珍しくありません。
しかし現実を受け止めたくない側は単に機嫌が悪いのだろうと言い聞かせることで、問題をスルーしつつ相手側の態度の悪さを非難することで、無意識にマウントを獲ろうとし、更に相手側も攻撃的になって事態は風雲急を告げるというものです。
夫(妻)が不機嫌な返事しかしないのは何故か
なにげない普通の質問に対して不機嫌な返答をされると、ものすごく嫌な気持ちになるものです。
それが気心の知れた仲であれば、尚更ストレスになるものです。
特に熟年の夫婦間ではこれが当たり前のようになっていたりする家庭も少なくなかったりします。
40歳未満の若い夫婦であればよく話し合って意思の疎通と日々のコミュニケーションで改善の余地はありますが、中高年になると互いに凝り固まってしまっているので一筋縄では変えられませんし、年を取るにつれ悪化する傾向にあるので、熟年離婚が現実的に見えてくるだけです。
不機嫌な返事をする理由は実に簡単なことです。
それはあなたのことが嫌いだからです。
改善策はあるか
そもそもこの問題を改善しようと思うことが、現実から目を逸らしている証拠です。
ハッキリ言って改善の余地などございません。
考えても見てください。
嫌いな人を好きになることなんて少女漫画の出会いのシーンでもなければまずありえないことで、せいぜい無関心になってどうでもよくなるくらいが関の山です。
つまり好意的な態度で接する事は好きであるかビジネスでもない限り、よっぽど人当たりの柔らかい人好きする人間でもない限りは、できることではないのです。
ですのでこの場合せめて不機嫌でなく普通の態度で返事をしてほしいというのであれば、ハードルは高くないので可能ではあります。
相手の興味のあることや相手が得意なことで答えられる質問とかであれば、嫌な顔せず受け答えをしてくれるはずです。
でも相手が興味のないことや知らないこと、個人的な愚痴や世間話などだと、イラっとされてしまうとなるのです。
それはあなたのことがもう好きではないからです。
つきあい始めや新婚の頃と同じ関係性である方が稀です。
10年も一緒に生活してれば対応が雑にもなるというものです。
それに対していちいち傷ついていたら共同生活は維持できません。
嫌なら即効離婚すべきです。
これは極論なんかじゃなく、それ以外に改善策などないからです。
上司があなたに冷たい理由とは
もうひとつ職場で上司や特定の人が自分に対して冷たいというパターンもあるかと思います。
これも上記の夫婦の場合とほぼ同じ事象でして、結局その人たちはあなたの事があまり好きではないからであり、更に雑に扱っても問題ない立場関係にあるからでしょう。
なぜなら部下の側が上司を嫌っていてもその上司に対して最低限わきまえた態度と口調を意識するであろうから、上司側は意外とその点に鈍感だったりしますが、一方上司側が嫌いな部下に対して露骨な表現をしても立場上は気にしないので、無意識に言い方が部下Aと部下Bに対して違ってしまうのも、言われた側はそれを見逃せないというわけです。
関係が好転する可能性はほぼゼロ
職場の人間関係の場合、改善するには仕事でものすごい成果を出して上司の評価を上げるか、媚びへつらって擦り寄るかすれば改善する事は可能です。
逆に言えばそのくらいプライドを捨てて泥水を舐めない限り、関係を好転させることは不可能でもあるということです。
単純に「言い方を改めてください」と訴えても無理というものです。
あとは全体的に見て職場の立ち位置的にナメラレてる場合があるので、社交的に多くの人と仲良くしてる様子をみせつける事で、何故か態度が軟化する場合もあります。
ぼっちの人が組織の中で居づらくなるカラクリは、単に輪の中に入れないからということではなく、ふとした時の同僚の態度が自分を軽んじてるように感じて、敏感にそれを察してしまうからなのです。
まとめ~人間関係は難しい
何気ない会話なのに不機嫌な態度をとられて傷ついてしまう人というのは、総じて立場が弱いからという関係性が浮き彫りになり見えてきます。
なので日々生活の中で地道に相手に対してマウントを獲っていくしかないのですが、精神が摩耗しますので得策ではありません。
そんな相手との関係性は断ち切ってしまう方が楽ですし健全です。
どうしても継続して紡いでいかなければならない相手であるというのなら、自分から譲歩して顔色をうかがって歩み寄る(擦り寄る)しかありません。
相手も自分も複雑怪奇な感情を有するグロテスクな人間です。
好きな人と嫌いな人とどうでもいい人に対して態度が違って当然なのです。
割り切っていきましょう。
私は全人類に平等でありたいと自分に強く課しているので、それ故迂闊に人づきあいができない偏屈コミュ障になってしまいましたけどね。
ずるくて汚くても、それが人間なのだから恥じる必要はないのです。
鈍感力を持って応対していきましょう。