先日アベプラ(ABEMA TV)に一年ぶり二度目のリモート出演をした際に、私は「貯金が無くなったらどうするの?」と質問されて「先のことは考えないようにしてます」と言って有耶無耶にした形になりましたが、ここではその補足をして説明したいと思います。
先のことを考えても無駄な理由
ハタから見て不安定な生活をしていると、どうしても他人から「この先どうするの?」と聞かれがちです。
一言で片付けるならば「余計なお世話」なんですが、応対しなくてはならない場合は真摯に答えなければなりません。
しかしどう答えたところで聞いた人を納得させるだけの答えは持ち合わせていない事も熟知してるだけに、やはり有耶無耶にして逃げたいのが本音です。
「数年後に遺産が入る予定なんで‥」と適当に答えても妬まれるでしょうし、「入らないかもしれないわよ?」とか言われたら話が進みません。
ですので「先のことは考えない主義なんです!」ときっぱり言うしかありません。
そうすれば大抵の人はこれ以上の事を話しても無駄だと気付くはずですから。
数年後の社会情勢なんて誰にも判らない
実際のところ数年後の先のことなんて誰にも判らないですし、人生なんてものは想定外のアクシデントの積み重ねです。
ですから先の見えない未来を予想するのは無駄なんですね。
5年前にコロナ禍なんて誰も想像できませんでしたよね?
思ってもみない事が起こって、なんとかなるのが人生ですから。
「あなたそんなんじゃ生きてけないわよ」と過去に言われたけど今生きてますし、なるようにしかならないのなら、リスク回避に努めるのが合理的ですが、その方法は人によって違うというだけです。
一般的にはもしもの時の為に貯蓄をして、その為に今働くという思考でしょう。
私の場合は死ぬ時に預貯金を残したくないので、今を労働に費やしたくないというのと、今したくない事をして過労で鬱にならないようにする事こそが自分にとってのリスク回避なのです。
十年前に今の自分を想像できたか?
十年後の将来を見据えてる方々のうち、どれくらいの人が10年前に現在の自分を予想できたか。
おそらくは過半数の人が十年前に思い描いていた自分にはなっていないと答えるはずです。(良い意味でも悪い意味でも)
ということは、想像して備えても無駄ではないか。
むしろ備えたばっかりに保守的な行動しかとれず、決断すべき時に躊躇したりもしたんじゃないか?
安泰な将来を欲するあまり、現在の生活を差し出してどうする?
今苦労すれば未来は報われるなんて言葉を信じて、一生苦労して寿命を迎えるなんて愚の骨頂ではないか。
だったら今したい事をするべきだし、やりたくない事はすべきでない。
十年後の未来なんて想定外の可能性が高い
どんなふうに生きたって誰がどうなるかなんて神様だって判らない。
想像を膨らませるのは勝手だが、そうすると人はえてして都合の良い夢を見がちで、その段階ですでに現実逃避が始まっているのだから、エスパーでないのなら未来予想図は描いても無意味だ。
ただし将来を見据えてそれに向けてコツコツ努力するというのは効率的に間違ってはいないので、その生き方が推奨されるのは理解できる。
堅実なのが一番だよねって話。
ですが今遊び呆けてる人であっても、遊びから仕事に繋がる可能性も同じくらいあるわけだから、遊んでる人を単純にキリギリス呼ばわりするのは間違いである。
怠けてる人だって心身を休ませて充電してるのかもしれないのだから、「怠けてないで行動しろ」と説教するのも違うのだ。
心配事の9割以上は起こらないという事実
正確には95~97%だそうです。
つまり9割6分、骨折り損のくたびれ儲けに終わるわけです。
これを無意味と言わずしてなんと言おうか。
心配するだけ無駄なのです。
過去に老後は2000万円必要だとかメディアが散々煽っていましたが、こんなものに踊らされるのはオレオレ詐欺に騙されるくらいにマヌケです。
メディアが煽る理由は国民に惰眠を貪らずに将来の不安に怯えながら働き続けてほしいからです。
つまり将来が不安でいつまでたっても好きなことが出来ず、休む事も出来ない人というのは一生奴隷のままです。
しかも常に心に不安を抱えたまま過ごすというストレスフルな状態では寿命を削ってるようなものです。
バカらしいと気付いたなら今すぐその考えを改めて、まずは不確定な将来に対するモヤモヤとした不安を打ち消しましょう!
全てはネガティブなマヤカシです。
成功者のほとんどがポジティブ思考なのはそうゆう事です。