しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

大学はコスパ悪いが無償化で給付型奨学金制度開始なら良いかも

現在の大学進学率は58.6%で、二人に一人、東京だと三人に二人は大学に進学していることになります。

そこから中退者を差し引くと、だいたい大卒者は50%ということになります。

年々進学率は上がっているとはいえ、近年では頭打ちな状況でもあり、世界的に見ると日本の大学進学率は実は全然低かったりします(40位以下)。

サッカーが上手いだけのイメージのスペインやアルゼンチンが進学率90%だなんて驚きですよね?

これは日本の大学費用がバカ高いせいであり、是正が急務であるのです。

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大学にタダで行ける時代到来?

大学はコスパ悪い

単純に考えて大学はコスパが悪いです。

大卒資格を得るためだけに数百万円も各家計から支払わされます。

中流家庭でも圧迫必至で、ほぼすべての子を持つ家庭(中年夫婦)は学費に頭を抱えながら見積もりを立てて計算します。

経済的理由で大学に通わせられなかった親というのは恥ずべき烙印が押されてしまうので、世間体を気にする一般的な感覚を持つ普通の人達は、絶対に子供を大学に進学させなければならないと強迫観念さながらに思い込んでる節があるのです。

現在大学生の二人に一人が奨学金制度を利用

ひと昔前までは家が貧乏だとどんなに子供に進学意欲があっても、超優秀な特待生でもない限りは奨学金で免除とはならず、高卒で就職する事も当然という認識でありましたが、ここ十数年の間で貸与型の奨学金制度が浸透し、現在では学生の二人に一人がこの貸与型奨学金制度(借金)を利用して大学に進学しています。

これは卒業後に就職して地道に給与の中から少しずつ返済していけばいいものではあるが、必ずしも誰もが順風満帆に計画通りな人生を歩めるはずもなく、これを返済できずに苦しんでる人も多く、社会問題にもなっている。

 

しかしこれに関しては、最初に借りる時返すつもりだったんならきっちり筋を通せよと個人的には思いますし、先見の甘さが招いた自己責任であると言いたいところではあります。

見栄を張るからいけないんです。

最初から金がないなら大学なんて行かなければよかったのです。

働いて返せるとふんだのであれば、ちゃんと働いて返しましょうよ。

どうしても行きたかったんなら、きっちり働いて返済するのが当然でしょ。

 

そもそも借金を返済する強い意志がない人間は大学に進学してはダメだと思います。

親の金で適当に4年間遊ぶ感覚で進学するような奴等こそ、大学側が受け入れ拒否すべきなのです。

 

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なんとなく大学進学してる人が多いから‥

結局これなんですよ。

周りがみんな進学するから自分も進学するのが普通の流れだと思うんですね。

そんな理由で借金して大学行くって、頭大丈夫か?

本当に何も考えてないんですよ。

だから「やっぱり払えない‥」とか後から泣きごと言うわけです。

そんな言い分社会で通用しませんよ。

大卒の資格を剥奪して借金を免除するというわけにもいかないか。

大学を出ないといい職種につけないって本当か?

そもそもこれも思い込みというか、植え付けられてしまってるんですよね。

実際就職活動ではどこの大学を出たかで採用率も比例するでしょうし、高卒では採用されない仕事もありますし、初任給も4万円違いますからね。

大学を出ないと大人としての社会人のスタート地点にも立てないと本気で考えてる節もあるでしょう。

ですが高卒でも能力のある人は出世しますし、高卒で賢い人と大卒で無能の人だと最終的には前者が浮かばれる体制ではあるはずです。

大学を出たところでFランではどやれないし、今どきなんの売りにもなりません。

せいぜい新社会人一年目(23歳)だけでのみ有効な期間限定カードみたいなものです。

 

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2020年度から大学無償化(給付型奨学金)制度の幕開け

そんな中、ひっそりと二年前の2020年4月から大学無償化制度が開始したのですが、世間的にはコレほとんど知られておりません。

所得制限は世帯年収380万円まで。

その内容とは 「高等教育の修学支援新制度」、いわゆる大学無償化は大学や短大、専門学校などの授業料や入学金が免除もしくは減額される制度。 また学生生活費として日本学生支援機構(JASSO)から給付型奨学金も受け取れます。(2022年現在)

しかし現在でも高いお金を支払って借金して入学してる人が主流です。

 

もちろん世帯収入などの制限は厳しく設けられており、上流・中流家庭はこれまでどおり大学の掲示した額を納めなければなりませんが、貧困家庭で子供に向学心があって成績が並み以上であれば、返済不要の奨学金が受けられるのです。

非課税世帯はほぼ免除だが先払いの前金は必要

これにより親ガチャをハズした子供でも、そこそこ真面目で優秀であれば大学で無償で学びの機会を得られるのです。

本人が就職後に返金しなくてもよいのです。

確実に素晴らしい制度の改正だと思います。

 

貸与型奨学金を利用してしまって借金をこしらえてしまった方々はご愁傷様ですが、これから更に少子化の影響で生徒の数が少なくなっていくので、大学側としても真面目な生徒には無料でも受け入れたいので、winwinであるのです。

 

ただし後から返金される仕組みなので、形式的にいったん学費などの支払いは行う必要があるので、非課税世帯であっても前金の準備は必要なので、最低限の貯蓄は必須ですよ?(一時的に借金でも可ですが)

 

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非課税世帯ばかり恩恵受けてズルいという愚民へ

こうなると確実に受給できなかった者からの嫉妬にまみれた負の感情が沸きあがってくるものです。

しかしこれはブルジョアに対して生まれた家が金持ちでズルい!って言うのと同じ事なのですが、何故かそこは言わないんですよね。

 

最初から金持ちの人の方が明らかにズルいじゃないですか。

 

最初から顔が良かったり、身体能力が長けてたり、コミュ力高めだったりする人もズルいじゃないですか。

 

でもそこはズルいとは言わずに仕方ないと受け入れる。

おかしいですよね?

 

弱者救済措置がしっかりしてる事が先進国のステータスなんです。

これだけGDPが上がらない弱体国家では、下層の底上げが急務なので、遅かれ早かれこのような国による支援制度は今後もどんどん積極的に行う事が健全なのです。

これまで国がケチりすぎたことで、弱者切り捨て制度が間違いであったとようやく気付いたところなのです。

 

だから中流はごちゃごちゃ言わずにこれまで通りに暮らせばいいし、下流は正当な権利としてきっちり恩恵を受けながら社会生活を営めばよいのです。

誰がズルいだとかアホの小学生みたいな民度の低い連中こそ、切り捨てられても仕方がないのです。

 

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うちの子も大学進学するかも?

というわけで、非課税世帯に優しい給付型奨学金制度があるというならば、大学進学も視野に入れるべきですね。

うちの子は現在塾に行かなくても上の下の成績なので、この調子を中学高校とキープできれば十分可能な範囲かと思われます。(遺伝で頭が良いというのもズルいか?)

特に算数が飛びぬけて得意なので、数学に変わっても躓かないようにそのまま伸ばすだけです。

私は引き続き年収が100万円を越えないように努めるだけです。(100万越えだと住民税がかかってしまい、純粋な非課税世帯とならないので注意が必要)

 

↓ こちらのわしまるさんのブログでより詳しく民間の給付奨学金について解説されていますので、具体的に本気でコレを利用されたいと考えてる方は必読です

washimaru-univ.com