あけましておめでとうございます。
家族揃って食卓を囲めばしばらくしたらもう口論してケンカに発展するのも想定内でしょう。
家族なんて本来できるだけ顔を合わさない方がいいんですよ。
ひとつ屋根の下で一緒に暮らしているというだけで十分密な関係性なのだから。
特に親子なんてのは望んでその関係になったわけじゃありませんからね。
生まれたらガチャで家族になったというだけですから。
血が繋がっていても個体としては他人ですからね。
似てるところはあっても違う部分の方がいっぱいあるものです。
ずっと一緒に居たら意見の食い違いもあるだろうし、そりゃケンカもするよね。
だけどケンカはやっぱり出来る限り避けた方がいいんだわ。
蓄積されるからね、怨みとか憎しみは。
それが積もると殺人に発展してもおかしくないということです。
怖いですね～。
家族でケンカして殺人に発展するのは必然で理由がある
仲良し家族なんてのは幻想
まず仲の良い家族像をイメージすること自体が幻想であり、単なる理想像なんですね。
稀に仲の良い家族というのももちろん存在しますが、それはマイノリティーであって、決して一般的な「普通」には該当しないでしょう。
だから自分の家族が仲が悪いことに悩んでる人がいたら言ってあげたいですね。「それが普通だから安心して」って。
だからといって喧嘩ばかりしてる家庭というのも普通じゃないですけどね。
つまり家庭が10個あったら10パターンの家庭像があるわけで、普通なんてないってことです。
家族とはいがみ合うもの
そもそも家族なんて言い争ってなんぼというか、ケンカ出来て初めて家族みたいな部分もあるとは思います。
一度も争いが起きた事がない家庭なんて逆に気持ち悪いでしょう。
もちろんそれも度合いによりますけれど。
基本的には家族なんていがみ合うものだと認識しておいた方が間違いないですよ。
過度に期待してしまうと失望に変わってしまいますからね。
うちの親なんてこんなもん、子供なんてこんなもんだって思っとくくらいで丁度いいのです。
兄弟は最初の敵
兄弟間も結構シビアですよね。
ここ十数年はひとりっ子も珍しくないというか３人以上居る方が珍しいぐらいの比率になりましたけど、まぁ基本２人兄弟姉妹が一番多いですよね。
二人だとそんなに揉める理由もなさそうなものですけど、年が近いと結構仲悪いの多いですよね。
男女の兄弟構成によっても変わってくるとは思うのですが、基本的には兄弟仲は良いも悪いも半々くらいの印象ですね。
歳を重ねるごとにケンカはしなくなる分距離も離れて大人になったらほぼ他人みたいなものですからね。
兄弟仲の良し悪しも基本的には親が原因だとは思いますね。
親がちゃんと平等に接して仲を取り持つことで兄弟仲って育まれていくもんだと思いますから。
じゃないと兄弟なんて最も近しい最初の敵みたいな存在ですからね。
どうしても比較対象になりますし、妬む事もあるでしょう。
そんな負の感情をどれだけ抱かせないかは親の裁量にかかってますね。
親と喧嘩して子は自立する
親子喧嘩もあってしかるべきだし、当然でしょう。
意見が喰い違うことだってそりゃあるでしょうよ。
その時に真っ向から口論できるか、相手の意見も尊重できるか、認め合えるかがカギになるわけで、でもそれが案外難しかったりもするものです。
親は子供に自分の思想を無意識に叩きこみたくなりますし、子供はDNAでそれを全力で否定したい気持ちに囚われるわけです。
子供の反抗期とは自立への一歩でして、理由うんぬんかんぬんは別にして、とにかく親の言いなりにはなるもんか！というのが抗う最大の理由なんですね。
それは本来喜ばしい成長の証明であるのですから、親はそれを受け入れなければならないのに、度量の狭い親が多いこと多いこと。
同じ目線で言い争ってしまう親の多いこと多いこと。
未熟な親がほとんどなんですが、子供はそこである種親に失望することから自立の一歩が始まるわけで、本当によくできています。
だから結果として親は未熟でいいんです。未熟であるべきなんです。
親が完璧だと子供がいつまでも親に頼ってしまって自立できなくなりますからね。
家族仲は夫婦仲が全て
結局家族の中心は夫婦なわけでして、この夫婦仲が良いか悪いかが家族仲を決定付けるといっても過言ではないわけで、夫婦がどれだけ強い絆で信頼し合っているか、それを見て子供は将来の結婚観を持つわけで、非常に重要と言えるでしょう。
夫婦喧嘩は絶対に子供の前ではするべきではありません。
子供の前で派手に夫婦喧嘩する親って本当に最低だと思います。（うちの親とか）
子供の精神衛生上本当に良くないですよ、親のケンカしてる姿を見せるのは。
子供が不安になりますからね。
文字通り情緒不安定になってしまいます。
夫婦喧嘩は子供の見てない所でするべきですし、しないに越したことはありません。
親子と違って夫婦は自分の意志で一緒になったのですから、責任を持って大人として軌道修正できる部分は努力するべきだと思いますね。
食卓なんて囲むものじゃない
正月だからって家族で食卓を囲んだところでそんなに楽しいもんじゃないんですよ。
単純に親の自己満足に付き合わされる感じですか、子供的には。
でも子供はお年玉をもらうわけですから、ある程度親のエゴにつきあう義務はあるんですよ。
だから正月くらいはママゴトのような家族ごっこにつきあうべきだし、すぐに友達と遊びに出掛けてしまうというのは親不孝かと思います。
でも昼と夜どっちかでいいとは思います。
正月３が日全部家族で向き合ってたらケンカする確率が高くなります。
程よく一緒にわきあいあいとお雑煮でも食べれたら十分幸せ家族なんじゃないでしょうか。
家族とは血縁以上でも以下でもない
最後に家族とは血が繋がっているという以上でも以下でもないということです。
これはすごいことでもあり、だからなんだということでもあります。
両極の両方の意味があるのです。
この世に血の繋がった家族なんてそんなにいるもんじゃありません。
つまりものすごい絆が最初から最後まで切り離せない形で結ばれてるというわけです。
でもだからといってそれに縛られて囚われるのもまた違ってきます。
でも基本的には特別な間柄であり存在であるという事は間違いないのだから、どうせなら仲良くしておいた方がいいということです。
殺し合う前に距離を置こう
でも近しい故に仲が悪くなる家族というのも少なくありません。
その場合は無理をしても必ずいつか暴発してしまうので、距離をとった方が賢明でしょう。
合わない人間は合わないものですから。例えそれが家族でも。
殺人事件の半分は家族間で発生します。
知らない人が通り魔的に殺すことなんて例外中の例外でして、基本的には密な関係性から憎悪が生まれ、殺人に発展してしまうというのがほとんどです。
でも家族で殺し合うなんてこれ以上ない悲劇です。
そうなる前に予兆は必ずあるのだから逃げる事も得策です。
殺される前に、殺す前に、家族を捨てて家を出ましょう。
古い家族なんて捨てて自分で家族を築くのです。
それが人生です。
