逮捕された容疑者の近所の人の証言なんかでは、必ず普段「挨拶をする人」であったか、しない人であったかを重要証言のように扱います。
挨拶できる人=良い人とでも思ってるんでしょうか?
挨拶出来ない人=悪人だとしたら世の中はとても判り易く単純な構造になりますね。
それと話す時は相手の眼を見て話すのがマナーだと言われます。
目を見て話す人は誠実で、目を見て話さない人は嘘をついてるかもしれないんだそうです。
果たして本当にそうでしょうか?
目を見て話す人を信用してはいけない
私は真っ直ぐな視線で自信満々な表情で話をする人間を逆に警戒します。
何故なら詐欺師は100%相手の眼を見て真摯な態度で話をするものだからです。
あと嘘をつく時に相手の眼を見るのは女性に多いそうです。
つまり相手を欺く時、人は誠実そうな振りをするものなのです。
だからセールスマン等は小綺麗な格好で言葉遣いが丁寧で笑顔を絶やさないのです。
私はそうゆう人間を見ると心底気持ち悪くて吐き気がします。
そしてそういった外面の良い者=不審人物とは思わない社会の風潮が愚かすぎてめまいがします。
渦巻柄の風呂敷を背負った猫背で髭面の小男を見掛けたら不審者として通報してもお咎めなしですが、スーツを着て高価な腕時計をハメて白い歯を光らせて笑う短髪の男性を不審者扱いしてはならないのです。
解り易く言えばホストなんて合法グレーゾーンの詐欺師の極悪人なわけですが、ホスト自身がその自覚すらないので、自覚なき悪行が社会を横行しています。
セールスマンは言葉巧みに顧客の不安を煽って商品購入へ導くことに罪悪感など微塵もなく、むしろ良い物を推奨して人の役に立ってるとまで自分を正当化して働いてます。
研修の段階で支社からそのように洗脳されるからです。
相手の眼を見て話せる人間というのは自分に自信を持ってる、もしくはハッタリでマウントをとろうとしているので、言ってみれば相手を喰おうとしてるということなのです。
これはもはや宣戦布告みたいな状態です。
誠実そうな人だな~などと呑気に相槌を打ってる場合ではありません!
懐に入り込まれないように警戒心MAXでガードしなければ利用されてしまいます。
目を見て話せない人は自信がなくてシャイなだけ
一方目を見て話せない人というのはおおかたシャイなだけという説が濃厚です。
後ろ暗いからとか、刑に服して半年前に釈放された身である可能性などは極めて低いので安心してください。
自分に自信がなかったり、対人恐怖症だったりすると目を見れなくて当然です。
ですが自信のない人や対人恐怖の人が悪い人かといったら決してそうではないし、むしろ善人よりの方々です。
自信のない人は他人を欺く度胸もなく、攻撃性がないので気を許せる存在ともいえます。
動物やヤンキーは眼を見たら向かってきます。
つまり本来他者の眼を見るという行為は挑発を意味するもののはずなのです。
実際ずっと目を見られたらだんだん不安になって不快になりますよね?
臆せず人の眼を見続けられる人間なんて相当に図太くて勝ち気な性格の証明です。
すぐに目をそらしてしまうような弱くて繊細な人間の方が絶対に良い人です。
だから目が合うと先にそらしてしまうくらいの人の方が本当は信用できるのです。
元気に挨拶してくる奴に気をつけろ!
「おはようございます!!」
確かに向こうから元気に挨拶されると気持ちいいのかわかりませんけど、少なくとも私は圧を感じますね。
年下の可愛い女性に言われるのはもちろん嬉しいですけど。
挨拶なんて笑顔で会釈するくらいで丁度いいと思うんですけどね、個人的には。
だけど世間的には挨拶のできる人間はかなり好感度が高く評価されるらしいので、社交性のある器用な奴は苦も無くそれを実行できる為、ますます声もでかくなるというものです。
もちろん片方が挨拶してるのに挨拶を返さない奴は論外ですよ?
でも先に挨拶してこなかっただとか、元気がないだとか、声が聴こえないとかで、小心者を腐すのは良くないと思うのです。
鬱病の人に挨拶を強要するんですか?
大きな声が出せない人だっているかもしれないし、ド近眼で目が見えない人だっているのですから。
いろんな人がいるのに一律に体育会系のようなルールを課すのは悪い風潮です。
挨拶なんてどうでもいいじゃないですか。
そんなことで気を良くしたり悪くしたりするとか愚の骨頂であると省みるべきですよ。
私が人の眼を見ないのはシャイだからではなく、人間が嫌いだから視界に入れたくなくて顔すらも見ません。
できれば気付かれずに素通りしたいので挨拶も自分からはしません。
‥と言いたいところですが、小心者なのでそこまで奇人になりきれず、ヘラヘラと頑張って会釈しながら挨拶しますよ、私だって。
この前通りを歩いていたら知らない人が私に挨拶してくるんで、よくわからないけど挨拶し返したら、向こう側の人に言ってた事に気付いて顔から火を噴いて以来、知らない人に挨拶されてもこれからは無視する事に決めた次第です。