しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

再婚相手の連れ子とうまくいかないステップファミリーの限界

昨今事件を賑わす連れ子再婚による悲劇はクローズアップされがちではありますが、もちろんしっかりと構築されてる家庭の方が多いんですが、それでもハードルが高いと感じられて当然でもあるし、何よりステップファミリーへの理解と認知が圧倒的に遅れてる本国日本において、ネガティブな印象は拭えません。

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連れ子結婚による継父母の葛藤

再婚の時期や子供の年齢によっても大きくその事情は異なるものですが、全てに共通して言えることがあるとするならば、男親、女親、子供の誰かしらが我慢と負担を強いられる現実があるという事ではなかろうか。

 

子供を連れてる側の親は大概浮かれがちであるし、継父母になろうとする側は困難を覚悟する自己に心酔しているものだ。

冷静に客観的に現実を見ているのは子供である事に間違いはない。

大人の都合と子供の気持ち

子供からすれば新たに家族が侵入してくる感覚なわけで、極めて不安であろう。

例え婚姻前に何度も会って遊んだりして交流を重ねたにしても、それでも家族になって一緒に暮らすとなると話は違う。

 

大人だって仲良くなった近所のおっさんが家がなくなったからしばらく居候させてくれないかって言われて住まわれたら困るはずだ。

子供だっていくら母親の恋人だからといっても子供からしたらただの他人であるし、どんなによくしてくれたって父親として受け入れるのは容易ではない。

そのくらい子供の立場で考えたら理解すべき当然の心情であるし、子連れ再婚など子を持つ母親が楽をしたいだけの自己都合の勝手以外の何物でもない。

 

一方継父になろうとする男にも多少の打算は含まれており、子連れ女には負い目がある事からマウントを取りやすく、最初から家族を支配できる立場と勘違いしがちで、転入生のくせに王様気取りな面がなきにしもあらずなのである。

つまり非常にDVや虐待が生じやすい環境なのである。

 

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連れ子とうまくいかない理由

実父母であれば子供の悪癖や生意気な態度言動に対して大部分において許容できるのに対し、継父母であるとそこが極めて許容し難く、ちょっとの事でイライラが募りやすく、怒りや憎悪が沸きやすいという統計事実がある。

 

血が繋がっていれば子供の悪い部分も自分に似ているなぁと苦笑して済ませられるが、血が繋がっていないと躾という名の教育的指導で矯正しなければと深刻に考え、チラつきよぎる実親の影を消そうと無意識に怖い表情で怒鳴って注意していたりする。

子供にしたら血も繋がっていない他人に叱られるのは恐怖でしかなく、上から物を言われても理不尽にしか感じない。

 

仕方なく家族として受け入れてやったけどホントは認めてねーからなという気持ちは隠す事はできず、継父母の説教に耳を貸す気には一切なれないというのが子供の本音だ。

継父母からすれば自分がどれだけ自分を犠牲にして努力してやっても血縁という壁に幾度となく打ち負かされて、次第に当初の決意が青臭い過失であった事に気付く。

だが離婚は負けを意味するので辛くても継続させようと意地を張る事で不幸は加速する。

 

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子有り内縁関係も同様に危険

今年8月、自宅のアパートで、内縁の妻の6歳の息子の背中をおもいきり蹴り、腎臓を破裂させる重傷を負わせた会社員の33歳の男が傷害容疑で逮捕されました。

児相が警察に通報して発覚。現在子供は児相で保護されているそうだ。

 

結局籍を入れていなくても同居していたら同じなわけで、他人である男が父親面して母子家庭に入り込み、子供に苛ついて暴力を振るうといった構図は定番すぎて言葉もないが、毎回言うけど子供を守れないのに野獣を家に招き入れて不幸な悲劇を量産し続けるシンママのバカさ加減に腹が立ってしょうがないです。

 

未成年の子供がいるシングル家庭は内縁も再婚も厳しく審査する法律を今すぐ作るべきです。

実父がどこで何をしてるのかは誰も知る由もありませんが、やはり親権を母親に持たせるべきではないと、このような事件が起きる度に強く思いますね。

 

共同親権制度を成立させる前段階でまずは実験的に親権は9割方父親に持たせるという原則に切り替えるのもアリかと思います。

絶対にこのような事件はいっきに減少します。それだけで価値大アリです。

 

報われる時

悪い例ばかりが悪目立ちしてしまいますが、ちゃんとしてる継父や連れ子再婚家庭だって当然多く在ります。

あらゆる困難を乗り越えて家庭を維持継続させた暁には、子供が成人して出家した後の夫婦だけの時間を考えれば、一般夫婦に比べ熟年離婚する理由はなく、穏やかに幸せに暮らせる度合いは高くなり、いつしか連れ子が連れてくる孫を心の底から愛しく感じられる初老爺婆になっているかもしれないと妄想できれば努力を続ける価値は大いにある。

 

そして困難で複雑な関係であるが故に、継父母と連れ子の心が真から通った瞬間を獲得できた時というのはこの世の中で一番美しく感動的なものではないだろうか。

他人が親子になり、時を重ねて本当の親子として互いを認め合えた時というのは、普通の人では経験できない高みの感情を抱き、深みとコクのある老舗のコーヒーのような味わいと風味を人生に添付できる役得があるのもまた事実ではなかろうか。(え!?)

 

そんな映画があれば絶対泣ける自信があるので誰か教えてくれるとありがたい。

また、連れ子同士の再婚であればあだち充のラブコメ世界の実現が夢見れるので、子供にとっても悪くないかもしれないなんて冗談は言えないよ絶対。

 

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連れ子が可愛いと思えればうまくいく

結局すべては新しく家庭に入ってくる継父母側が連れ子に対して心底「かわいい!」という気持ちを持てるかどうかにかかっている。

ちょっとでも可愛くないと思ったら相当な努力で交流していかなければ一向に距離は縮められないし、表情や言動で子供側も敏感にソレを察知するものだ。

 

未就学児童なんて男女共にほとんどみんな可愛いものなので、元から子供好きであれば自然とコミュケーションを楽しめるはずだが、子供が苦手だったり嫌いだったりすると、難易度はベリーハードモードとなるだろう。

実の子であれば子供嫌いだったとしても徐々に父性や母性は芽生えるものだが、連れ子となるとそのハードルは刑務所の壁以上に高くなるというものだ。

 

ステップファミリーは最初から限界を越えた所からスタートするものだ。

継父母になる覚悟を持って結婚するのであれば、まず誰よりも連れ子のことを最優先に考えられる心掛けが必要であるし、そしてシンプルに愛するということを目一杯わかりやすく毎日子供に伝えなくちゃいけない。

子造りするのはまだ早い!

 

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