昨年5月に野崎氏(エロジジイ)が亡くなり殺人事件と断定されながら捜査は難航を極める中、先月遺書の存在が明るみになり新たな急展開を見せる劇場型エンタメサスペンスは、どんでん返しのラストに向けてまだまだクライマックスの仕掛けがあるようだ!
紀州のドンファン怪死事件遺産相続めぐる妻と田辺市と遺言書
難航する警察の捜査
もう最初からどう見ても妻が犯人で逮捕秒読みでしょと思っていたら、これがなかなか確たる証拠が出てこず、一年以上経過した今も捜査対象でありながらも妻が逮捕されていない現状を見るにひょっとしたら白なんじゃないか?と思わせといてやっぱり最後は逮捕の流れを期待している下衆な民衆は私だけではないはずだが、それにしてもこんなに難航するような事件なのか?
愛犬イブちゃん
そもそも同月に急死した愛犬のイブちゃんの墓を掘り起こしてまで調べたというのに、覚せい剤反応がなかったという事でいっきに捜査が難航してしまった。
もしここで反応が出たならスピード解決もあったかもしれないが、だとしても愛犬の死後に後を追うように野崎氏(買春爺)が死亡するというのもしっくりこない話で、逆ならまだいい話にも思えてくるが、いずれにせよ愛犬の死は偶然ではなく、どうしても関係があるような気がして、そうするとイブちゃんだけが犯人を知っているのかもしれない。
愛犬がからんでるのが実によくできたベタなミステリー感に溢れてて良い。
野崎氏(エロ爺)は離婚したがっていた
彼が死んで得をする人間が一番怪しいというのは誰もが持つセオリーだが、逆に言えば絶対的に怪しまれる立場でわざわざリスクを冒すかという疑問も生じてくる。
高齢である野崎氏(エロ痔G)の死を数年待つだけで大金が入る事を約束された位置にいる妻の立場からすればわざわざ先走って殺しにかかる必要もないはずである。
しかし夫婦関係は結婚してすぐに破綻していたらしく、野崎氏(エロ妖怪)は近しい友人に「離婚したい」と頻繁に漏らしていたという。
当然妻は離婚に応じず、野崎氏(色欲魔)の愛情は愛犬だけに注がれ、妻は苦々しく思っていたに違いない。
野崎氏(愛犬家)は自分の死後に愛情の全くない妻に莫大な遺産を相続させてしまう事が嫌で嫌で仕方なく、市に全額寄付するとの遺言を生前書き残していたとしても不思議ではない。
遺言書の効力
この遺言書が野崎氏(資産家)の書き残したものとして間違いないと認められれば、ここへきて新キャラである「田辺市」がいきなり美味しいとこ取りをしていくというとんでも展開になるわけだが、一年以上経過した今発表した経緯を考えれば遺言書が本物であると断定された可能性は極めて高く、おそらく田辺市と妻で折半が大筋となる見通しだ。
ここで首を傾げるのは、遺言書には「全額市に寄付」と明記しているのに、それでも妻が半分持ってく権利があるということだ。
しかも婚姻期間たったの三ヶ月の妻にその資格が果たしてあるのかどうか。
個人的には富豪の妻がその夫の財産を我が物顔で引き継ぐ制度はおかしいと思う。
だってもし借金があったら離婚するか相続放棄で免れるんでしょ?
こんなのまかり通ったら独身の金持ちジジイは悪い女に狙われてモテモテだな。
田辺市は寄付を受け入れる意向
そりゃそうだろw
田辺市は市ぐるみで宝くじに当たったみたいなものだな。
どうせなら和歌山県全体にふるまえよとも思うが。
受け取るんならそれなりの覚悟はあるんだろうな、田辺市よ。
受け取った翌日から田辺市は「たなぼた市」に改名すべきでしょ。
七夕みたいで縁起いいじゃんw
でもだからといって野崎氏(紀州のドン・ファン)の銅像とかは建てなくていいからな。
ただ資産家なだけで品格的には最低な人間だからなぁ。
こんな最期でもいっさい同情されないし恥を晒しただけだよな。
まぁでもグレイな妻に全額渡るよりもカタルシスのある展開で実に面白い。
無能な警察が証拠とって事件を解決するまではまだまだ終わらないけど。
いい加減解決してくれないとドラマ化できないってテレビ局のプロデューサーがやきもきしてるよ(多分)。