お盆休みの到来ですね。大人の夏休みは短いですね。
一年の内の主な長期休暇といえば、年末年始とGWとお盆の三つですが、いずれにせよ家庭持ちは家族とどう過ごすのか、家族サービスが強いられます。
大人の連休事情~長期休暇の過ごし方
夏休みのイベント
何もせずに家でのんびり過ごすというのは最後の一日しか許されないという風潮はどうなんでしょうか。
何故どこかへ出掛けなければいけないのでしょうか。
そこには国民全体が特有の強迫性障害のウイルスにかかってるかのような不気味な資本主義社会による大掛かりな罠が仕掛けられてるような気がして、躊躇するものの出掛けずにはいられない弱さがまるで人の体を支配しているかのようです。
そもそも夏休みとは元来暑すぎて勉強どころではないので家で涼んで休みましょうというものであるという概念を完全に忘れてしまっています。
海だの祭りだの友達と行くには楽しいでしょうが、家族と行って楽しいでしょうか。
行楽や旅行へ行って思い出作りに励んだところで、終わってみれば感想は「疲れた」に終止するのが関の山です。
親が勝手に決めた観光地に子供を連れだしたところで子供の思い出は「旅館のゲームスポットが楽しかった」くらいしか残りません。
先祖の墓参りに子供を連れて何かを感じろと言っても無理な話です。
思い出にも残らない
実際自分の過去を思い出してください。
いろんな場所に出掛けたところでいったい何が記憶に残っていますか?容赦なく照り付ける陽射しがだるかったり、虫に刺されてかゆかったり、車に酔って吐きそうだったり・・ツラかったワンシーンが最初に思い浮かぶだけで、後はなんにも思い出せなくないですか?(俺だけか)
学生時代は修学旅行は思い出になるから絶対に行きなさいと言われて渋々行きましたが、なんにもいっさい思い出しませんけど?
これなら当時行きたくなかったのなら行かないという選択をした方がマシだったんじゃないかとさえ思います。
結局自発的に行きたい場所でない限りは心に記憶は刻まれないのです。
恋人同士でディズニーランドに行くと別れると言う説があります。
もちろんただの俗説ですが、まんざら軽視できない理由が存在します。
人混みや行列に疲れてくると人は不機嫌になるものです。
そしてその横に居る人物に対してもなんだかイライラしてきます。
大きなイベントを果たしたことで次のモチベーションがなくなります。
もうこれ以上何も得るものや生まれるものがない気がして別れたくなる・・というものです。
これと一緒で家族サービスしたところで最後の思い出的なものになってしまうとも限らないので、ビッグイベントは極力来年に引き延ばし、何もない日々の構築に費やした方がお金もかかりませんし、少し物足りないくらいの不満足感を持たせていた方が後のサービスが効果的になります。
何もない日々の構築
それは家族で人生ゲームをしたり、途中ですいかやソーメンを食べたり、そろってDVDを観たり、だらしなく雑魚寝したりして家の中で絆を深める事です。
外でお金を使って何かをするよりも、お金を使わずに家で過ごした方が、将来的に家族のひとコマを思い出す時に、幸福だったと錯覚する割合が何故だか高くなるからです。
みなさんも子供の頃の家族を思い出してみてください。
何処かへ行った時の事なんかよりも、まず思い浮かぶのは家の中での何気ない会話や食卓だったりしませんか?
しかし長期休暇をずっと家の中で過ごせば高確率で喧嘩しかすることがなくなります。
そこで退屈が極まった所でようやく重い腰を上げて最終日にどこかお出掛けすればいいのです。
そうすると連休の最後だし楽しく終えようとする無意識も手伝って苛々せずに過ごす事が出来るのです。
それに最終日であれば混雑も多少和らいでいます。
長期休暇の過ごし方の結論
遠出をしなければという思い出作りの意識を変えましょう!
親が子供にさせたい事ではなく、子供がしたい事を優先させましょう!
この機会に家族の在り方を再考し、配偶者に感謝の意を示しましょう!
海や山や川は危ないので自然をなめてはいけません!
高校野球をダラダラ観てはいけません!
エアコンはつけっぱなしにして、熱中症には注意しましょう!