しえすたブログ

ひきこもりで無職のシングルファザーが離婚や親権について語る

PTA活動でベルマーク集計~役員に選出されたら何やるの?

子供が小学校に上がると最初の保護者会で議題のメインに上るのが「PTA係委員役員決め」です。避けては通れない古い習慣からの恒例生贄裁判です。

欠席してもくじ引きで当選してしまう事もあるのでもはや逃れる手段はありません。

PTA活動という不毛で無駄な悪しき習慣

しかし低学年の委員決めはさほど難航せず、早めに済ませておきたいという人や、このような活動に対して抵抗のない特異な方が手を挙げるのでわりとすんなりと決まるのだが、中学年にもなると保護者会に出席する人の方が少なくなり、当然自ら手を挙げる人もなく、低学年期にやらなかった人の中から抽選出となる

そして今年不名誉にも私は抽選くじにより勝手にクラスのPTA委員にさせられたのでした。

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選出されてしまったら

専業主婦の割合の方が多かった30年以上前ならともかく、時代錯誤でバカバカしい風習であるにも関わらず、今も尚在り続けるこの不毛な組織構造を断罪していきたいと思います。

そもそも私の場合「シングルファザーですので・・」と逃げ口実で断る事も出来たかもしれませんが、逆に今の時代シングルマザーも珍しくない為、理由として却下される可能性も充分にあるので腹を括りました。

学年の人数を計算しても6年間の間に一人一回は避けられないので、卒業制作で大変な6年生でなるのを避ける為、仕事も辞めたし丁度いいかとも思いました。

 

ただ、私はこのような慈善活動に対してものすごく嫌悪感いっぱいの孤高の哲学者気取りなので、単純に面倒くさいからやりたくないというのではなく、PTAという組織の存在そのものがクソすぎてぶっ潰してやりたい気持ちを普段から持ち続けているこの私を中に入れちゃってもいいんですね?後悔しても知りませんよ?クククク・・と言ってやるタイミングを狙っていたのですが、愛する我が子がお世話になってるし、子供に飛び火してきてもマズいし仕方ないか・・とあっさり巨悪の前にひれ伏すのでした。

なんとも情けない屈辱・・!

ベルマーク委員会

第一回PTA役員会議の日、クソ真面目な私はしっかり出席します。

広報委員会と企画運営委員会とベルマーク委員会のどれに属するのかをまず決めます。

火炎地獄か針地獄か蟻地獄か選べと言われてるようなものです。

中ではマシな蟻地獄(ベルマーレ委員会)になりました。

なんでも売り物商品に小さく付いてるベルマークを切って集めて何千点だか何万点だか集めて学校に必要そうな備品を注文するのだとか。

ケチくせぇ~~!!!みみっちぃ~~!!

 

作業の手間考えたらプラマイゼロのように思えるのですが、なんせPTAは慈善事業なので働く保護者達は無給での奉仕活動なので、人件費がかからないので学校が儲かる仕組みだからこんな事をやらせるんですね。本当にクソですね。

私はドケチを自負しておりますが、生まれてこのかたベルマークをハサミで切り取ったことは一度もないという事だけが誇りなんですよ!

どケチのプライドとしてこれだけはやっちゃいけないという個人的ラインがベルマーク集めなんですよ!!

ホームレスでも泥の付いた食糧には手をつけないと決めてる人と同じです。

 

価値基準は様々ですからベルマークを切り貼りしてる人を蔑む気はありませんが、合理主義な私の中ではその労力から得られる報酬を試算すると、この切り貼り行為はナシなんですね。

ケチの風上にも置けない愚行ですよ。まだやってませんけど。

 

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無償奉仕活動

早くに学校へ赴きPTAの会費の集金をしたり、市のお祭りの巡回パトロールをしたりと、一回一回はすぐに終わるものなんですが、俺タダで何やってんだろ?って思いますね。

憎き組織の末端となって命令に準じて実直に動くこの俺よ!もう一人の俺よ笑うがいいさ、これが子を持つ親の姿なのだよ。

 

子供の居場所を守る為ならつまらないプライドだって捨ててやるのさ。

カッコ悪い蛍光色のパトロールベストだって装着して歩けるのさ。

PTAの集会に男親が一人もいなくたって気にしないのさ。

ぼっちでやり過ごす事には慣れているから大丈夫。

このまま適当に不毛な活動に参加したりしなかったりして一年が過ぎるのを待つだけさ。

 

世の中には無駄で失くすべき古い仕来たりというものが数ありますが、中でもこのPTA活動はトップクラスに君臨する腐臭にまみれた即刻廃止すべき組織案件であり、会社の朝礼と同じくらい無粋で意味を成さない国民的保護者ハラスメントである。

 

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ベルマーク集計作業やってきた

追記です。

先日学校公開のついでにベルマーク集計作業が行われました。

ちまちまと集められた切れ端の紙屑たちを机の上にばら撒いて、メーカーごとに区分けして合計点数を計算してひとつひとつ袋に詰めていきます。

イメージは「かるた取り」みたいな感じですかね?

7人居たので作業自体は2時間弱でしたが、和気藹々とやれたので思った程無駄な会議に比べたら苦痛ではなかったです。

年に1~2回のものですから、本当に片手間行事なのですが、いっそのこともう廃止しても良い案件だろとは思いますよね。

担任と生徒へのPTA会費からの贈り物

あとは学年末の学級活動としてPTA会費を使って担任の先生への贈呈品と、生徒達への記念品を何にすればいいかの案を出し合います。

予算内で購入できる物を考えて、買い出し担当の者が品物を準備します。

子供には翌年使える文房具、担任には実用品にするかどうするかで悩みます。

そして当日に教室で渡す時の人員が皆都合悪くて今も未確定です。

もう全部が不毛ですよね。

春にPTA会費を各家庭から集めて、そのお金で粗品を購入して返還するわけですが、もう最初からそうゆうのナシにしてほしいと誰もが思ってるはずです。

PTA活動の縮小へ

今年のPTA委員会はアミダで決まった会長さんが、既存のいろんな無駄を排除縮小していく方向に尽力する方であったので、PTAの仕事の数を減らす方針を打ち出し、決議により認可されてゆき、広報新聞も年3回から1回に変えるなど、来年からのPTA役員の人員も減らす事が決まり、ベルマークも廃止に向かわせる勢いで、非常に頼もしかったです。

昔と違って生徒の数も激減してることから、現状教師の数が余ってるわけで、PTAに頼らずとも学校側で全て賄えるはずなんですよ。

いつまでも昭和からの負の遺産を引き継いでる場合じゃないんですよ!

PTA役員の意識と存在意義

けど学年委員長の方とか見てると、こうゆう活動が好きという人間も稀に居るようにも感じるので、そうゆう人が毎年やってりゃいいじゃんって思うんだけど、その人たちも仕方なく奉仕活動として皆さんの為にやりたがらない事を私がやってるんですよという体面を強調しておきたいので、ホントは毎年やりたいくせにそうでない素振りをしてるかのように見えます。

だから本当にやりたくない人は仕事がどうしても抜けられないとかなんとか言って、活動の半分くらいは無視してもやりすごせるのが現状なので、そんなに重く考えなくてもたいした活動はないので籍だけ置いてればあっという間に一年がほとんど何もせずに過ぎていきます。

実際PTA活動の中で重要な仕事なんて皆無なのですから。

 

でも保護者が学校の内部を伺い知る外部からの監視としての裏要素こそが、実はPTAという必要悪の存在意義なのではないかと理解するまでに至ったのでここに報告します。

 

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